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帰ってこない・よ・また。
- 2008/02/13(Wed) -
夫が、帰ってきません・・・・

現在、0時25分。

今日はお給料日。

また、なのでしょうか?

お酒?パチンコ?博打?女?

約1年ぶりの・・・・狂乱?

昨日買ったマッサージチェア、キャンセルしなくっちゃ・・・・・

ささやかな幸せすら、破壊され続けた結婚生活ウン十年か・・・(笑)

ふっと、不安を感じ始めた午後8時過ぎ、急激に体調が悪くなり始め
ずっと治まっていた右腕までもが痛みはじめ
私は気づいてしまいました。

あの人が、私を苦しめていたんだって。
あの人が、私を病気にしていたんだって(笑)

なんか、可笑しくって、可笑しくって、涙が止まらない(爆)




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夫、狂乱記。
- 2008/02/13(Wed) -
やっぱり、やられました・・・・
1か月分のお給料を持ったまま、携帯の電源も切って、
仕事も土曜日から行ってなくて・・・・

初めて職場に電話してみました。
以前、「電話してあなたの言っていることが本当かどうか聞いてみる」
と私が言ったときには、
「一家皆殺しにしてやる!」とかなんとか喚き散らして、
バットのような棒を持ってきて、大暴れしたことがあったから、
これまで一度も電話すらかけたことはなかったんですが。

5日にお給料は支払われていて、仕事は土曜から休んでるって。

倒れているのでは?などと心配して、悲壮な思いで電話をかけた、
わたくしの際限のないこの甘さよ・・・

昨年は、3月だったかな?
娘の大学入学資金の準備にもの凄く難儀している時に、
やっぱり1ヶ月分を5日間で使い切って帰ってきました。

その前は・・・・「給料袋ごと落とした・・・・」と言って、1週間。
たぶん「落とした」なんて嘘でしょうけど。

その前は、ああ、そうだった、一番大きな金額。
70万を20日足らずで使い切って、ヨレヨレになって、帰ってきたっけ。

その前は・・・・一つ一つ言い出したらキリがないくらい、何十回と・・・・

私が悪いのでしょう。
許すから。
どんなに悲しくて腹が立っても、またこの家の家族として受け入れるから。

自殺するんじゃないか?
野垂れ死にするんじゃないか?

そればっかりで・・・・

今回も、また、帰ってきたら家に入れます。
また、家族として暮らしていくことでしょう。
死ぬまでこんな暮らしかもしれません。
それでも、そうするでしょう。
子どもたちが「もう絶対嫌!!」と言えば、その気持ちを優先しますが。

自殺したら、それも仕方ありません。
私には、為す術がないからです。

昨夜、嫌な予感に襲われた時から始まった体調不良は、
朝にはすっかり回復しました。
欠かさず服用しているお薬の効用でしょうか?
それとも、「諦め」に腹が決まっているからでしょか?

今は淡々と事の成り行きをただ見つめている、そんな感じです。
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夫の帰宅。
- 2008/02/16(Sat) -
夫が帰ってまいりましたので、ご報告いたします。

5日間、お風呂にも入らず、着替えもせず、髪はボサボサ、頬も心なしかこけて、
持病の十二指腸潰瘍を悪化させたのか、腰を屈めてみぞおちあたりを押さえ、
1000円のお金もなく使い切って。

台所にいた私に、出会いがしら、頭をぺシャリと叩かれると顔を歪めて泣くのです。
常備している薬を飲ませ、お風呂を沸かして入れました。

娘、次男、私、夫、4人で話し合いをしました。
「自分の気持ちを偽ったらあかんよ」子どもたちにそれだけは言っておきました。
そのせいか、これまでになく娘は、強い語調で思いの丈をぶつけていました。

じっと私たちの話を聞いていた次男に
「お兄ちゃんも思っていること、言いたいこと、怒りも悲しみも、何でも言っていいんだよ」
そう言うと、
「もういい、もうこの話は終わりにしよう」そう言うので終わりにしました。

お酒を飲んで、やっぱりブレーキがきかなくなり、パチンコをして、また酒を飲んで、
そうやって、すってんてんになるまで、車をねぐらにして呆けていたのでした。

仕事もクビになっていました。

「お父さんはどうするつもりなのか!」娘にそう言われて、夫は、
「やり直しをさせて欲しい。今日仕事を探してきた。月曜から働く。
  酒も今度こそやめる。嘘もつかない。やり直したい。」

皆が黙り込んでしまいました。何度も聞いてきた言葉だからです。

娘が
「私全然信じられへんわ・・・・」と。
「せやなあ~」とは私。

「また何するかと思うと、私怖いねん・・・・」「お母さんもやわ・・・・」
「せやけど、今回は1年ぶりやし、昔に比べたらウンと減ったしなあ~」「せやなあ~」
「ホンマに、やりなおすんやね?」と娘。
「ああ、やり直したいンや、ホンマや」
「やり直したいんやて」「ほんだら、そうしたら」
「せやなあ~、それしかないわなあ~、ああ~疲れた・・・」「もうはよ寝たら?」「うん・・・」

今度はせめて1年半は、もって欲しいものです。

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アルコール依存への否認?
- 2008/02/17(Sun) -
16日の記事「夫の帰宅」に対して、コメントを寄せて下さったムーミンさんに、
やんわりと(笑)ですが鋭いご指摘をいただき、
寝ぼけまなこで何気なくパソコンに目をやっただけだったのに、
明け方の4時、一瞬にして目が覚めるほど驚きました。
今も激しい動悸がしているくらい。

「私は、これほど夫のアルコール依存の問題に苦しみながらも、
 なんらその解決のための学びも、行動も、起こそうとしてこなかった」と言う事実に!!
 
「まるでそのことから目を逸らそうと、必死に努力をしているかのように、
 固く固く封印してしまっている」と言う事実に!!

家族が目を覚まさぬようにそ~っと1階に下りて、長らく閉ざされたままになっていた、
宗教関係の書物を詰め込んだ本棚を開けてみる。

ありました!たった1冊買った覚えのあるアルコール依存について書かれた本が。

再び2階に戻り、その本の表紙や裏表紙をまじまじと眺めてみる。
現代のエスプリ別冊・〈臨床心理学シリーズⅠ>「心の病理学」
1998年5月20日発行、ちょうど10年前に購入しているのですね。

「アルコール依存症」の項目を、恐る恐る開けてみると、
これでもか、というほど黄色い蛍光ペンで線が引かれている。
相当熱心に読んだようです。

学んだことのほとんどは、私の記憶の中から抜け落ちている。
「死ぬか生きるか、一か八かの賭け」
アルコール依存からの回復を、そんな風にしか記憶していない。

お医者さんへ連れて行こうかどうしようかと、随分悩んだ時期がありました。
この本を購入した頃だったのかもしれません。
あの頃は、とても夫が私の言うことを聞いてくれるとは思えず諦めたのでしょうか?
けれども、自分だけでも相談に行ってみようともしていません。

なぜ、放置してきてしまったのか・・・・?
宗教組織からの圧迫を恐れて、こうした家庭の実情をひたすら隠したかったのか・・・・?
それはあったような気がしないでもない・・・・?
わからない・・・・?
わからない・・・・?
「イネイブラー」ゆえの特徴なのか・・・・?
夫をアルコール依存の状態に置いておきたいという無意識の欲望なのか・・・・?
このあたりが正解の気もしないでもない・・・・?
わからない・・・・?
わからない・・・・?

・・・・わかりたくない・・・・のか?

今日からしばらく、相当難しそうだけれど、「アルコール依存」について、
この本を元に一から学んでみようと思っています。
ややこしい学びの記事が続くことかと思いますが。

ううう~、あまりのショックで、胃が痛い・・・。
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アルコール依存症受診記①
- 2008/02/18(Mon) -
アルコール依存症
『一旦酒を口にすると、コントロールして飲酒ができなくなる病気』

「意志」や「人格」の問題ではありません。
病気だからやめられないのです。
依存症は、飲酒をコントロールできなくなる「病気」です。
お酒が切れると発汗、不眠、イライラなどの離脱症状が出て、
つらいから飲まずにいられないのです。

依存症は進行性の病気です。
すべての依存症の人が朝から飲んでいるわけではありません。
病気の進行につれて、はやく飲みたくて夕方からソワソワするようになり、
休日は朝から飲み、やがて仕事にも穴をあけるようになっていったりします。

性別、職業、性格、意志などに関係なく、
飲酒する人であれば、誰でもなる可能性のある病気です。

この病気になると上手にお酒を飲めない「体質」になってしまうのです。
現在の医療では、もう一度「うまく飲める」体に戻す方法はありません。

お酒をやめたいと思っていても、できないのです。
専門医や自助グループの力を借りることで、もっとラクにやめていくことができます。

もともとアルコール依存症であったり、
ある日を境にして急にアルコール依存症になるわけではありません。

長年、飲酒をくりかえすことによって、
本人だけでなく家族の人をも巻き込んでいく進行性の病気です。

そして、さらに飲み続ければ、さまざまな病気をひき起こし、最後には死に至ります。
しかし、断酒して専門の治療を受けることで、心身共に回復していくことができます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夫のアルコールへの依存度を
KAST(久里浜式アルコール依存症スクリーニングテスト)でチェックしてみました。


つぎの質問の、あてはまるほうをクリックして選択し、
「診断する」のボタンを押して結果をご覧ください。
※質問には必ずすべてお答えください。未回答があると正しい結果が表示されません。

最近6カ月間に以下のようなことがありましたか?

Q1酒が原因で、大切な人(家族や友人)との関係にひびが入ったことがある
  ある
  ない

Q2せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまうことが多い
  あてはまる
  あてはまらない

Q3周囲の人(家族、友人、上役など)から大酒飲みと非難されたことがある
  ある
  ない

Q4適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう
  あてはまる
  あてはまらない

Q5酒を飲んだ翌日に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある
  あてはまる
  あてままらない

Q6休日には、ほとんどいつも朝から酒を飲む
  あてはまる
  あてはまらない

Q7二日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことがときどきある  
  あてはまる
  あてはまらない

Q8糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断されたり、その治療を受けたことがある
  ある
  ない

Q9酒がきれた時に汗が出たり手がふるえたりいらいらや不眠など苦しいことがある
  ある
  ない

Q10商売や仕事上の必要で飲む よくある
  ときどきある
  めったにない

Q11酒を飲まないと寝つけないことが多い
  あてはまる
  あてはまらない

Q12ほとんど毎日、3合以上の晩酌(ウィスキーなら1/4本・ビールなら大びん3本以上)
  をしている
  あてはまる
  あてはまらない

Q13酒の上の失敗で警察のやっかいになったことがある
  ある
  ない

Q14酔うといつも怒りっぽくなる
  あてはまる
  あてはまらない



夫の診断結果は14.6点。重篤問題飲酒群でした。

『あなたのアルコールの飲み方には非常に問題があります。
 アルコール依存症の疑いも持たれます。
 すみやかに専門の相談機関に行き、  
 治療と教育を受けられることを強くお勧めいたします』

とのコメント。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日、早速アルコール依存症専門のクリニックに電話をしてみます。
私だけでもとりあえず行ってみます。

実は、昨夜、例の宗教関係の本を詰め込んである『開かずの本棚』に、
2000年にアルコール依存症専門医を探すために購入していた本を見つけました。
『開かずの本棚』に仕舞い込んでいただなんて、なんとも象徴的な話ですが。

すでにその時、とある専門クリニックに1度は電話を入れて
診察時間帯や曜日などについて問い合わせをしているらしく、
その本の間には、熱心に内容をひかえたメモまで挟んでありました。

「行ってみよう」そう決心していたことを、思い出しました・・・・

なぜ行かなかったのか・・・・

私は、夫に対して、心の底から絶望し、嫌悪し、憎悪し、
そうした自分の暗黒の感情を、胸中深く深くへと抑圧し、封印して、
夫の存在そのものを、自分の心の中から消してしまおうとして
生きてきてしまったのかもしれないなと思いました。

夫を、ずっとずっと、嫌悪し、遠ざけ、壊れた夫婦関係のまま居続けるために・・・・

亡くなった私の、あの、
アルコール依存症でDVで、執拗に幼い私を性的玩具扱いした夫そっくりの祖父を、
亡くなった後でさえも、数年間、嫌悪し恐怖し「甦り」に怯え続けていたように。

死んだ祖父の「甦り」妄想への私の怯え方が、
昼間の家の中でさえ自由に歩けなくなるほどに悪化して、
さすがに異常を感じた母や祖母に連れられて、いろんな拝み屋さんへ行きました。
7歳のころです。

そこでは
「黒狸が憑いているから、狸の置物を買って、朝晩ご飯とお水を供えて拝みなさい」
だとか
「名前の画数が悪すぎる」
だとか
「この子は将来宗教家にする以外、救われない」
だとか
散々にいい加減なことを言われて、
さらに、私はあの家にとっての「厄病神」の存在へと転落していったのでした。

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アルコール依存症・家族の問題②
- 2008/02/19(Tue) -
家族の問題
共依存/アダルトチルドレン(AC)
 
共依存

----------------------------------------------------------------
自分自身に焦点があたっていない状態のことです。たとえば次のように。
自分の価値や行動や感じ方を、周囲の基準だけを頼りに判断する。
自分がどう感じて何をしたいかではなく、周囲の期待に応えることだけに必死。
自分以外の人の問題を解決することに、いつも一生けんめい。

----------------------------------------------------------------
誰かの役に立とうとするのは、もちろんいいことです。
周囲に認められたい、受け入れられたいと願うのも、自然なこと。
けれども、その結果として自分自身が苦しくなったり、一生けんめいやればやるほど状況が悪化することがあります。
そんなとき「いったい何が起きているのか?」に気づくための言葉・・・・
それが共依存なのです。

----------------------------------------------------------------
この言葉はもともとアメリカで、依存症者の妻たちが苦しむ様子を目にした援助者が、自然発生的に使い始めたものです。
妻たちは、夫の飲酒問題を何とか解決しようとして、説教したり、監視したり、
失敗の尻ぬぐいをしていました。
崩れかけた家庭を、夫に代わって支えようと必死でした。

ところが、妻が必死になればなるほど、問題の当事者である夫は、
自分の健康や社会生活や家族のことに責任を持たなくなり、
ますます飲むという悪循環が生じていたのです。
そのため妻はますます夫のことで頭を悩ませ、疲れ果て、
なぜこんなことになってしまったのかわからずに、
怒り・悲しみ・絶望・混乱の中で途方にくれていたのでした。

----------------------------------------------------------------
「共依存」という言葉は、こうした家族にとって
「他にどうすればいいのか」を考え始めるきっかけとなりました。
そこで積み上げられた数々の知恵は、周囲との関係に悩む多くの人にも、
また、他人を援助する立場にある専門職にも、
健康さを保つための指針となったのです。

----------------------------------------------------------------
共依存という考え方は、私たちに次のような問いを投げかけています。  
----------------------------------------------------------------
犠牲になっていませんか?
誰かとの関係で、自分ばかりが責任やリスクを負ったり、
気持ちを押し殺したりしていないでしょうか。

乗り出しすぎていませんか?
相手が決めたり考えるべきことまで、やってあげたり、
指示したりしていないでしょうか。
その結果、相手の甘えを招いていないでしょうか。

自分を追い立てていませんか?
困っている人を助けないと悪いという罪悪感、
みんなに好かれなければダメだという考え方、
完ぺきな自分にならなければという思いこみなどで、
自分を過剰に追い立てていないでしょうか。

---------------------------------------------------

思い当たるところも多々あり、思い当たらないところもままあり。
自覚しているところもあれば、何のことなのか自覚すらできていないところもあります。

家族の病、イネイブラーの関係性の病理でもあるアルコール依存。

この問題に取り組むことによって、
夫とともに、私もまた成長への大きな契機にしていけると思うと、
どこかしら、ワクワクしていて、どうやら嬉しいようですよ 笑

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一度、時間のあるときにカテゴリーの整理をしないと、
なんだか形だけのカテゴリーになりつつあります
ほとんどいつも、未分類で書いてしまっているので・・・・

まっ、いいか~笑
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アルコール依存症③家族の病
- 2008/02/20(Wed) -
家族が考えること

1.異常な状況が続き、自分が正常であるはずがないことに気づいていますか
2.人が信じられなくなっていませんか
3.焦ったり、不安になったり、パニックになったり、自信喪失、
 あるいは 自暴自棄に陥ったりしませんか
4.自分だけが不幸だと思っていませんか
5.人前に出るのがつらくなり、人と会うのもいやになっていませんか
6.考えの視野狭窄を起こしていませんか
7.いつも同じような批判や愚痴を言っていませんか
8.相手は病気を認めませんが、自分には非がないと思いますか
9.酔って問題を起こす人、その人ばかりをみていませんか
10.飲酒しているとき知らず知らずその相手をしていませんか
11.飲酒している時の言動にこころが傷ついていませんか
12.家庭はアルコール依存症者中心に廻っていませんか
13.じっくり、真正面から子供たちの話を聞いてあげてますか
14.離婚してしまったら子供たちはどんな思いをしますか   
 そして今、アルコール問題を解決しないと、子供たちが同じような人生を   
 たどってしまうとしたらどうしますか
15.アルコール依存症は子や孫にまで影響を及ぼすことを知っていましたか
16.アルコール依存症は病気だと知っていましたか
17.アルコール依存症の正しい知識がないことを認められますか
18.仕方ないとしながら依存症者を子供のように過保護にしていませんか
19.体の治療ばかりして、また飲酒できるよう段取っていませんか
20.ダメといいながら飲酒できる仕組みに加担していませんか
21.依存症者がこのままではダメだと気づくような作業を行っていますか
22.抗酒剤というお薬があるのをご存知ですか
23.あきらめる前に専門的医療を受けたことがありますか
24.自分が行動しなかったら誰がやりますか   
 誰が病気に立ち向かいますか 他の人がやってくれますか
25.駆け込み寺と思って断酒会に通ってみませんか

アルコール依存症は家族病

〔Ⅰ〕家族病であることの証拠  
①アルコール依存症者の子供のうち、
 男子はゆくゆくアルコール依存症と診断されることが多い  
②アルコール依存症の夫をもつ妻の25%は、
 親が大酒家かアルコール依存症患者である  
③アルコール依存症者を親にもつ子は情緒的、社会的な問題行動が多くみられ、
 思春期になると、過食症や拒食症、不登校、家庭内暴力、
 引きこもり、神経症になることが多い。〔

〔Ⅱ〕理由として考えられることー対人関係パターンの世代間伝達  
①幼児期から培われた望ましくない対人関係パターンを有し、   
 日常生活の中で「生きづらさ」を感じ、悩み続けて大人になる。   
(Adult Children of Alcoholics ACOA)  
②親の対人関係パターンのコピー

アルコールの呪縛を断ち切る契機

① 妻(配偶者)が本気で別居すると依存症者が思った
② 自我を押さえていた子供たちが本音をぶちまけた
③ 友人がアルコールのために亡くなったのを知った
④ 飲酒して崩れていく人の経緯を見て怖くなった
⑤ 幾度も入院を重ねたとき
⑥ 断酒しようとして失敗を繰り返したとき
⑦ 妻(配偶者)に引きつれられて断酒会に通い出した
⑧ 入院後断酒会につながった
⑨ 医師からアルコール依存症ときっぱり言われた
⑩ 入院中「どうせやめられない」と言われた

気づく瞬間、どのような名言もその人のこころの準備状態が頂点に達していなければ
何の意味もなさないだから、大切なことは、安全に、そしてより早く、
こころの準備をどう高めるかだ。
こころの準備が極に達したとき、一言で考えが変えられる


アルコール依存症者への接し方10ケ条

1.酩酊時には接しない
2.飲酒しているときの「相手」をしないで無視する
3.興奮しているときにはその場から去る
4.翻弄に巻き込まれないよう注意する
5.大切な話は飲酒していないときに行う
6.批判や愚痴、冗談を言うのではなく、本音で話をする
7.依存症者の言い分もよく聞き出してあげる
8.必要に応じて毅然とした態度を示す  
9.憎いのは依存症者ではなくアルコールであることを銘記する
10.苦しみながら断酒を続けている病む人であることを忘れない

アルコール依存症の病院受診について

1.内科など一般科への受診が多い    
 a.アルコール依存症者は一般科であれば受診を承諾しやすい   
 b.ご家族は医師から異常を指摘されればやめるものと期待する   
 c.ご家族は一般科でアルコール治療が行えると考えている   
 d.ご家族はアルコール依存症の本質を知らない   
 e.治療を断念し、長期入院を希望して精神科を受診させる
2.重症化(身体的には肝硬変,精神的には認知症等)しての専門医療機関受診が多い
3.徐々に一般科病院からの紹介が増えてきている    
 a.離脱症状等で対応困難に陥ったケースではなく、
 依存症の治療目的で紹介されるケースが増えてきている   
 b.一般科医師の認識が高まってきていると考えられる
4.飲酒している状況では通院が不規則あるいは中断する
5.酔った状態での診察は意味をなさない
6.振戦せん妄(離脱症状)発症時は入院治療が必要
7.断酒後、身体合併症の発症または増悪をみることがある
8.断酒を継続している際は通院をこまめに行う(2回程度/月)
9.スリップした場合は7日間の連日、通院してもらう

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病院へ行く
- 2008/02/22(Fri) -
一日中、精神的大騒ぎ?(笑)を体験しつつ、2時ごろからはシクシク胃も痛み始めて、
胃薬やら気付けにドリンクまで飲んだりして(笑)
呼吸困難なくらいの緊張と不安に、バリバリに身体を固くしつつもやっと電車に乗ったら、
スーッと全ての症状が消えてゆき(!!)無事、昨夕、電車を3台乗り継いで
アルコール依存症専門病院へ行ってくることが出来ました。

ハアー、いつものことながら、ホンットに大袈裟なヤツ・・・・

相談にのって下さったのは、まだ26・7歳位のうら若き美人女性相談員さんでした。
白い肌が透き通るように美しい方で、相談にのっていただいている間中、
ずっと見とれていたように思います(笑)

一生懸命、問診用のものなのか、マニュアルのような用紙を見ながら
私がちょっとでもそれとは違った答えを返すと、困った顔をされて、
それでもまた気を取り直して、マニュアルに何とか戻ろうと四苦八苦して
精一杯、私の話の聞き取りや、アルコール依存症や共依存の説明をしてくださいました。

150円ほどの小冊子を2冊購入いたしました。
「次回までに読んでくるように」と1冊の本も手渡されました。
相談料はカウンセリングを受けていた時の5分の1程度の金額で
往復の交通費の方が高いくらいの料金にホッとしました。

家族会への出席をお約束し、何かあったらいつでも電話してきてもいいこと、
また、出来るだけ夫自身が医師の診断を受けられるよう、
根気よく関わっていくことも確認しました。
ただ、家族会や自助グループも全て昼間・・・・
夫が仕事を休んで行かなくてならないので、そこが一番の難題です。
新しい職場に行き始めたところですし、年齢も年齢ですので、
ちょっとしたことで即リストラされちゃうし・・・・
しばらくは無理かなあ~と思うと、とても残念です。

夫は、昨日私が病院へ行くことを話すと、快諾ではありませんが、
誘えば一緒に行ってくれそうな雰囲気だったんですが・・・・
仕事を休むことは、リストラの不安が付きまとっていますので拒否されると思います。
難題、難題・・・・超難題です・・・・

くたくたに疲れて家に着いたのがもう夜の8時前。
食事をとって、お風呂に入って、バタンキューで寝てしまいました。

帰りの電車の中でもぐっすり寝てしまいましたし、まだ小冊子も本も
1ページも読んでいません。
今日からボチボチ読んでいって、気づいたこと教えられたことを
またブログにまとめて行こうと思っています。

第1回目、行けただけで、万々歳~です





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「手を放す」ということ
- 2008/02/24(Sun) -
先日病院で購入した小冊子を読みました。
「共依存からぬけ出すには?」と「イネイブリングって何?」です。

「共依存」については、
以前ブログで「関係性の病理を考える」や「世代間連鎖を考える」として、
自分なりにまとめたり、学んだりしてきたこと以上の理解には及びませんでしたが、
具体的な対応については多々学ぶことがありました。

「イネイブリング」についてでは、
ハッと自分自身の心のあり方に、強く気付かされる内容に突き当たりました。
それは「手を放す」ということ。
私の最もでき得なかったこと。

少し長くなるので何回かに分けて、まとめながら、考えながら、
ココにしっかり記録しておこうと思います。

そして最近は、また仏陀の教えを思い起こしています。
それは、「生まれたものどもは、死をのがれる道がない。老いに達し、そして死ぬ。
      じつに生あるものどものさだめは、まさにこのとおりである。・・・
      だから、師が教えられたように、人が死んでなくなったのを見るとき、
      かれはもうわたしの力の及ばぬものなのだ、とさとって、嘆き悲しみを捨て去れ」

スッタニパータ、575~590、仏教の死に関する考えです。

「形而上学的空想的存在」、「死後も永遠に生きつづける魂」などといった考えを
何一つ想定することなく「人間苦」を超克する方法 。
ブッダはそれを教えたのでした。

そのことも、まだもう少し考えつつ、思いを巡らせつつ、
この項の最後のまとめとして、現時点での考えを記してみたいと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2、「手を放す」とは?

アルコール依存症の人を、暴れる馬にたとえて見ましょう。
あなたは馬を何とかしようと、必死で手綱を握り締めています。
馬はますます興奮し、あなたは手綱を両手できつく握ったまま
馬に引き摺りまわされています。
手は固くこわばり、引き摺られる足も傷だらけですが、
あなたは馬を押さえなければという一心で、辛さを感じません。(その通りだった)
夢中になって手綱を放さずにいます。

「なにをしているんだ!危ないぞ!早く手綱を放せ!」と
叫ぶ声がどこからか聞こえます。

確かに、このまま掴まっていたら、あなたは全身に大怪我をするかもしれません。
けれど、手を放すのはとても怖いものです。
躊躇いながら、あなたは片手を放します。するともっと怖くなります。
バランスが悪くなり、身体はひっくり返ってもんどりうちます。
慌てて、放した手を戻そうとしますが、馬が荒れているのでどうにもなりません。
仕方がないので、とうとうもう一方の手も放しました。

・・・・・何が起こったでしょうか?
あなたは地面に放り出されます。心臓がドキドキいっています。
でも大丈夫、とにかく無事です。
手を放したからといって、世界は崩壊していないし、
自分に何も起こらなかったことを知って、あなたはホッと息をつきます。
まず、その感じをゆっくり味わってください。
宙を飛んでいるような恐怖が終わって、今はきちんと地面の上にいるのです。
あなたは安全です。
そこで、ふと思います。・・・・馬はどうなったのか?
多分、走り疲れれば、いずれどこかに止まるでしょう。
あなたは馬が帰ってくるのを待ってもいいし、あるいは、
自分の呼吸を整えてから、馬を探しに歩いて行ってもよいのです。

これが「手を放す」ということです。

・・・・・・・・・・・以下続く。
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恐れを乗り越える
- 2008/02/25(Mon) -
(・・・・以下要約続く)

イネイブリングをやめて手を放すのは、大変な勇気が要ります。
あなたの中には、次のような思いがありませんか?

1.自分が面倒を見なければ、この人はダメになってしまう。(アリ)
2.一人前のことが出来ないこの人を自分が取り繕っていかないと、
  問題が世間に知られて大変だ。(まあまあアリ)
3.自分が問題を処理しなければ、家族は崩壊してしまう。(すごくアリ)
4.この人の世話をきちんとしないと、自分は非難されてしまう
  (宗教団体にいたときはこれがすごくあった)
5.この人をなだめて怒らせないようにしなければ、家族の生活はめちゃめちゃになってしまう
  (これはほとんどないかな?問題が起きて数日たって、
  必ず家族で話し合いを持って言いたいことは言っていた)

自分が事態をなんとかしなくては、これをやらないと大変なことになってしまう・・・・・
という一心で、家族はイネイブリングをしています。
最初は本人のためによかれと思って始めたことでも、
その状況に引きずり回されるうちに、あなた自身、手を放すのが怖くなってしまったのです。

その恐怖は、自分のための恐れではなく、
「この人が死んでしまう」という恐れかもしれません。
けれど、暴走する馬に引きずられている時には、手を放す以外に解決の方法はないのです。

相手が死んでしまう恐怖からイネイブリングを続ければ、
相手も自分も窮地に追い込む結果になります。
あなたはボロボロに傷つき、相手は痛みを感じないまま病気を進行させてしまうのです。

手を放すと、一時的に状態は悪くなったように見えます。
尻拭いをしないので、問題は表面化します。
依存症者はあなたに怒りを感じるかもしれません。(以前なら殺されていたかも・・・・
ヤケになって飲むかもしれません。
あなたは周囲の誰かから非難されるかもしれません。
それも必要なプロセスなのです。

さあ!思い切って、握っていた手綱から手を放してください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

手を、放そう、と思う。

5年前、家庭崩壊寸前まで行って、夫が廃人のようになってしまった時、
「夫が死んでも、私は生きよう」そう決心して、
少しは自分は変わることが出来たと思っていました。

でも、まだまだ、まだまだ・・・・
片手だけ放して、大怪我をしながらも、まだ、手綱にしがみ付いていたのです。
そう理解しました。

両手を、放す。
両手を、思い切って、放す。

やってみようと思います。

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私に出来ること
- 2008/02/27(Wed) -
アルコール依存症がどんな病気なのかほとんど知らずに、
というか、知ること自体をかたくなに、拒絶してきたということを認める。

長いこと病気だとさえ思わずに、夫を、意志が弱いからだとか、
人格に問題があるからだ、などと考えて、非難する気持ち、怒りの気持ち、
嫌悪の気持ちなど持ち続けて、そんな自分自身にも苦しんできたことを認めること。

自己流の対処で何とかしようとしてきて、巻き込まれ、疲れきり、ますます病気を悪くして、
自分自身もどれほど病んでしまっていたかということを認めること。

自分の中の怒りや恨み、被害者意識などの感情を認め、
まず自分自身が変わるように努めること。

アルコール依存症についての知識を身につけて、
アルコール依存症者が言ったりしたりすることを、
病気の症状として見ていく訓練をして、今までの誤った対応を改めること。

自分の中に抑圧してしまっている、
絶望、不安、怒り、恨み、自己憐憫、被害者意識などを白日の下に曝け出し、直視し、
自分のありのままの気持ちを認めること。

感情は思い通りにならないが、まず、考え方や行動を変えていくこと。

1日1日を丁寧に、自分の義務をきちんと果たし、
感情がどうであれ、やるべきことに手をつけていくという
今の生活態度そのものは大切にすること。

人を変えることは出来ないが、自分を変えることは可能である。

自分の心身の健康を大切にして、人生を楽しむ姿勢を持つこと(これは昨年から少しあり!)

これからは中途半端は排して、病気の治療として徹底して取り組んでいくこと。

アルコール依存症がどんな病気なのかを充分理解し、
自分自身のどこが病んでいたのか、どこが間違っていたのかはっきり分かり、
どんな時でも迷わず対処できるようになるまで勉強すること。

そのために、本をよく読み、家族会や自助グループにも出席し、
ちゃんと手応えがあるまで、何ヶ月でも、何年でもやり続けること。

出来ることはたくさんある!

要は私のやる気次第!

頑張り過ぎずに、一歩一歩!

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アルコール依存の発現機序
- 2008/03/03(Mon) -
現代のエスプリ「心の病理学」より

アルコール依存の発現機序
(薬物依存の精神病理学的発現機序・柳田、1970)

第一段階は、アルコールとの関わりを方向づけるのに重要な
アルコール摂取の初期体験の結果が大きな要因となる

アルコールの薬理作用を、
快感的なもの(なんとなく気持ちが良い)と受け取ったか(報酬効果)
それが不快的なもの(不味い吐き出す)と受け取ったか(罰効果)
あるいはそのどちらでもなかったか(中性)
この結果は、アルコールの薬理作用、飲酒量、飲酒環境、
摂取者の心理的身体的条件によって影響を受ける。

アルコール摂取を快感的なものと受け取った場合、
やがてアルコール摂取を反復的に欲求するようになる。
多くは、自制心や社会文化的ルールにあった飲み方をするので葛藤も少なく、
乱用にはいたらない。

しかし、飲酒欲求が以上に強い場合や自制心に乏しい場合には、
アルコール摂取行為の反復となって現れ、
入手できないと探し回って飲酒したいという(薬物探索行動)精神依存の状態に陥る。

この状態になると他の依存性薬物と同様にアルコールの場合も耐性が生じ、
これまでの飲酒量では快感が得られず、快感を得るために
次第に増量と回数の増加となる。

アルコールの反復摂取によって耐性が出来上がり、さらに快感を得るために
摂取量を増やすことで、やがて身体依存が確立され、
アルコールが体内から消失していくと、離脱症状が出現するまでに進行する。

一次形成期の精神依存は、始めは身体依存とは独立して発達するが、
やがて身体依存が形成されると、苦痛な離脱症状を回避するために
薬物探索行動が異常に亢進するようになり、一種の悪循環となって
さらなる精神依存の二次形成へと進行することになる。

この悪循環にはまってしまうと、もはや自制不可能な状態となって、
飲酒者自身も振り返って説明することが不可能で、
周囲の者も不可解で不気味な連続飲酒となって現れる。



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連続飲酒発作・山型の飲酒サイクル
- 2008/03/04(Tue) -
【否認の病気・アルコール依存症・連続飲酒発作・山型の飲酒サイクル・アル中】
         (赤城高原ホスピタル・HPより)
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事例
   Aさん(中年男性)はこの3年間、
   数ヶ月の断酒期と数週間の飲酒期を繰り返している。
   しかし、その飲酒期というのは異常で、
   飲み始めると数日後には飲酒がとまらなくなり、
   仕事も家庭も投げ出して、昼夜の別なく、ただひたすら飲酒を続け、
   飲んでうたた寝し、目が覚めるとまた飲む。
   数日後には、嘔吐と下痢が始まるが、かまわず飲み続ける。
   そして、1、2週間後に体力の限界に達して飲みやめる。
   
   (夫の飲み方とまるで同じだと思いました・・・・)
   
このような飲み方を専門家は「連続飲酒発作」という。
この飲み方だけで、まず大概は、アルコール依存症と考えられる。

この「連続飲酒発作」は、本人自身にとっても恐ろしい体験なので、
通常この後しばらくは断酒する。

数週間、ないし数ヶ月後に、「もうよかろう」と試しに少量だけ飲酒すると、
それがたちまち「連続飲酒発作」につながる。

こうしてできあがった断酒期と大量飲酒期の繰り返しを、
「山型の飲酒サイクル」という。

末期のアルコール依存症者に特徴的な飲酒パターンである。
Aさんの飲み方はぴったりこれに一致する。

(夫も、ぴったりこれに一致しているのです・・・・)

「アルコール依存症」は、進行性、致死性ではあるが、適切な治療によって回復する。
ただ問題は、治療につなぐのが難しいことである。

(やっと、18年以上もかかって、治療につながることが出来ました・・・・)

本人も周囲も、酒の問題からは目をそらしがちだ。
現実を冷静に分析すれば、飲酒問題は明らかなのに、それを認めない。
あるいは飲酒問題は認めても、自力で対処できると強弁し、病気とは認めない。
それゆえ、「アルコール依存症」は「否認の病気」と呼ばれる。

(なぜ、こうまで頑強に否認していたのか・・・・
 今になって分かったのは、夫と真正面から向き合うと
 激しい怒りと悲しみに襲われて、自分自身が耐えられなくなるということ・・・・)

この病気は、社会的にも否認されている。
見るからに病人の、いわゆる「アル中」は、アルコール依存症の5%以下である。
大部分の患者は、実は、私たちの身近にいる、一見正常な、
家族、同僚、友人たち、近所の人々など、善良な市民である。

(私の身の回りのあの人も、あの人も、そういえば・・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これを初めて読んだ時は、かなりショックでした。
夫はすでに「末期のアルコール依存症」にまで進行していたのですから。
本当に、ぎりぎりの瀬戸際で、間に合ったのかも知れないのですから。

こう書いていてもなぜか涙が出ます。
自分の愚かさにでしょうか?
間に合ったことへの感謝からでしょうか?
苦しかった長い年月への悔恨からでしょうか?
取り返せない長い長い苦悩の日々への悔しさからでしょうか?
ただただ、気づかせてもらえたことへ、感謝です・・・・

離婚から18年ぶりに、前妻の葬儀の席で再会を果たした2人の息子のうち、
母親と2人だけで長年同居していた次男が、
母親を亡くした寂しさからか、夫の熱心な誘いに応じ、
大阪にやってきたのは今からもう11年も前のことになります。

「2人で組んで、一儲けしよう」
そんな夫の甘い言葉を信じるしかない寂しさを、次男は抱えていたのでしょうか。

5年前、どんどん酷くなる夫の狂気の沙汰に嫌気がさした次男までもが、
夫との仕事を辞めてしまい、別の職場で働きながらも自暴自棄となり、
隠れて飲酒や競馬・競輪、浪費に使うため、
サラ金二十数社に600万を超える借金を作っていることが分かりました。

さすがに驚いた夫は、事が明らかになったその日に
「酒、やめるわ」といって断酒に入りました。

実は、夫もまた、その自暴自棄は常軌を逸したものとなっていて、
次男と同じようなサラ金二十数社に700万以上もの借金をしていたのです。

銀行関係の借金と併せると、到底返済できる金額ではなく、
とうとう我が家は二人もの自己破産者を出すことになってしまいました。

弁護士を雇うお金もなく、私が2人分の自己破産申請書類の数々を、
血の涙を流しながら書き上げ提出しました・・・・

その後は、夫はアルコールで何度も何度も失敗を繰り返しながらも、
徐々にその回数は減少してゆき、私はてっきり快方に向かっているのだと
そう思い込んでしまっていたのです。

先日初めて話してくれましたが、以前にもまして
隠れ飲みのテクニックがさらに高度になっていただけのことだったのですが・・・・

ただ、年に1・2度繰り返す常軌を逸した飲酒行為は、実際不可解で、
心底不気味で、空恐ろしいものだったのです。

先日の出来事で、いよいよ全てが明らかになり、先だっての日曜には、
病院から借りてきたアルコール依存の本を、夫も読んでくれました。
来週か再来週には、仕事の休みを取って病院へ行くと約束もしてくれました。

私も心から夫に詫びました。
アルコール依存症という病気から来る夫の言動を全く理解できず、
夫を恨み、非難し、夫の暴力に怯え、嘘や裏切りにただただ傷つことしか出来なかったことを。
誰も入り込めない絶望の中に、ただ1人閉じこもっているしかなかったことを。

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身体依存徴候・精神依存徴候
- 2008/03/05(Wed) -
現代のエスプリ「心の病理学」アルコール中毒診断会議より

A:アルコールの身体依存の徴候としての精神神経症状

(1)軽度の離脱症状
 アルコール血中濃度の低下に伴って生じる症状で、
 飲酒を中断して数時間乃至数日経過した時点で、朱に次の4つの症状が認められる。
 
a.飲酒しないと不穏、苦悶を伴った不眠を生じ、夜間にしばしば覚醒し、
   悪夢で熟眠感がない睡眠障害。
 b.手指、躯幹の振戦。特に夜間、一度寝入ってから発作的な発汗があり、しばしば覚醒する。
   時には悪寒、戦慄を伴う。
 c.持続的な心悸亢進を訴え、頻脈または不整脈を認めるといった自律神経障害。
 d.情緒過敏、強い不安感、希死念慮、支配観念としての強迫的飲酒欲求があるような情緒障害。

(2)アルコール離脱痙攣発作
 飲酒を突然やめた後、48時間以内に、強直性間代性の痙攣発作を起こす。

(3)離脱期のせん妄状態
 飲酒を突然やめて、数時間後に意識混濁が起こり、気色の悪い小動物(クモ、ヘビ、アリなど)
 がうごめいて煎るのが見えているなどの幻視のために、ウロウロしたりおびえたりする。

(4)飲酒間歇期のアルコール性幻覚
 意識混濁が認めがたいにもかかわらず、誰もいないのに自分を呼ぶ声や、
 自分の悪口を言う声などが聞こえるなどの幻聴が生じることがある。

B:アルコールの精神依存の徴候としての飲酒の異常

(1)「負の強化」への抵抗
 アルコールに起因した身体疾患、家族からの拒絶や経済的困窮、飲酒に関連した刑事上の問題
 などがあるにもかかわらず飲み続けようとする。

(2)強迫的飲酒欲求に基づく飲酒抑制の傷害
 飲酒量を制限したり、摂取を試みようと固く決心するが、耐え難い飲酒欲求によって
 すぐもとの過度の飲酒に戻ってしまうこと。

(3)連続飲酒発作
 何日間かの断酒は可能であるが一度飲酒を始めると、24時間以上にもわたって飲酒以外には
 基本的な日常行動すら出来ないほどの異常行動を示し、
 自力ではそれを抑制することが不可能な状態である。

(4)山型飲酒サイクル
 連続飲酒発作が断酒期間を間にはさみ周期的に連続して起き、
 いわゆる飲酒→酩酊→入眠→覚醒→飲酒のサイクルを連日繰り返すこと。

以上のABの2群の症状が
それぞれ一つ乃至それ以上を確認する場合のみアルコール依存徴候があると判定される。

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まあ、夫の場合、一つ乃至それ以上であることだけは間違いありませんね・・・・
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アルコール関連・心理的、行動的、社会的障害
- 2008/03/10(Mon) -
【アルコール関連・心理的、行動的、社会的障害】        
                   (アルコール中毒診断会議)
        
1、精神神経症状
  
  ・嫉妬念慮ないし嫉妬妄想の表出(男性のみ)   
   嫉妬念慮は多くの場合非酩酊時には表出が抑制される。
  ・幻覚をともなう妄想状態の持続
  ・飲酒に関連してたびたび出現する抑うつ状態  
  ・ブラックアウト(アルコール性記憶欠落)について頻回に訴える。
  ・飲酒による性的能力の低下の訴え

2、飲酒行動障害
  
  ・酒酔い運転または酒気帯び運転の反復  
  ・仕事中の酩酊  
  ・酔うと必ずからむ。
  ・酔うとほとんど必ず大暴れする。  
  ・異常酩酊ないしその疑い  
  ・何度も禁酒(断酒)を宣言する。  
  ・毎日、純アルコール150ml(清酒換算約5.4合、ビール(大ビン)約6本、
   ウイスキー(ダブル)約6杯)以上飲酒する。
  
  ・隠れ飲み  
  ・がぶ飲み(短時間に大量飲酒)  
  ・テレフォニティス(酔うと不適当な時間・場所・距離の電話をする)
  ・その他の飲酒が関与する行動異常

3、社会的障害
  
  ・飲酒に関連した社会的地位の低下
  ・飲酒に関連した離婚やそのおそれ  
  ・飲酒に関連した失職やそのおそれ  
  ・飲酒を上司、配偶者、家族に非難される。
  ・飲酒・酩酊による警察保護
  ・飲酒・酩酊による保護以外の警察問題
  ・飲酒による欠勤  
  ・飲酒が原因でたびたび勤め先を変える。
  ・その他の飲酒による社会的障害

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過去から現在にわたって、夫の飲酒によって私が経験した項目を赤字にしてみました。

ちょっと考えられないくらい酷い・・・・です

けれども当時は宗教に完全にのめり込んでいたので、
「これらは自分の宿業であり、信仰の深まりによって宿命転換ができたならば、
全ての悩み苦しみは、一気に解決するはず」であり、
そう信じ込もうとして、どんどん過激になってゆく信仰生活の苦しみのほうが、
夫から受けるアルコール被害や暴力、暴言、経済苦の凄まじさよりも、
何十倍も増さっていたのです。

苦しみや悲しみ以上の苦しみと悲しみを持ってして、我を忘れてゆく・・・・
現実が何も見えなくなっていたとしか言いようがありません・・・・
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「家族の集い」初参加
- 2008/03/16(Sun) -
昨日の土曜日、
先月、アルコール依存症専門病院で初めて「家族相談」を受けた時に案内された、
「家族の集い」へ初参加いたしました。

月一度の朗読劇の打ち合わせと重なってしまいましたが、
優先順位として「家族の集い」を選択し、朗読劇の打ち合わせの方は
連絡を入れて欠席いたしました。

午後12時過ぎ、
電車を3台乗り換えて会場のある○○市立市民会館へ向かいました。

「どんなことをするのか?」といろいろ思いはしましたが、さほどの不安もなく
早めに到着したので、喫茶店でホットコーヒーをいただいて、いざ会場へ。
IMGP0244.jpg

結構大きな市民会館で、ちょっと圧倒されました。
IMGP0245.jpg

この部屋で行われるようです。

そーっと覗いてみると、まだ開始時間の10分前にもかかわらず、
すでに全員の方が集まっておられるご様子で、
「初めて参加いたします」と一言断りをいれ、空いている席に着きました。

参加者は、
保健センターの女性保健師1名、クリニックの若い男性ケアワーカー1名。
その他は、私よりも年齢が上かと思われる女性ばかり10名。

殆ど緊張することなく、流れのままに皆さんの話をお聞きし、
3人目に回ってきた私の番でも、
思いつくままに、
我が家のこれまでのアルコール依存家庭の実態をお話いたしました。

どなたのお話を聞いていても、殆ど全てが心から頷ける、
悲惨で滑稽で哀れな我が家と状況は全く同じようでした。

まるで合わせ鏡で際限のない悲惨だった自分の過去の映像を
無限に見続けているような気持ちになり、
頭がクラクラして気が遠くなるようでした。

10名の女性家族のうち4人の方は
自らも苦しみから心を病み、精神科にかかっておられました。

アルコール依存症が、
どれほど家族全体を巻き込む悲惨なものであるのか
改めて思い知らされます。

男性ケアワーカーが一部分読んでくださった
「家族のための回復への指針」の言葉の中で
とても心に残った一節がありました。

終了後、その旨をお伝えし、小冊子の購入を希望したところ
今はもっていないとのことで、二人で一駅分、
話しをしながらクリニックまで歩いて向かいました。

クリニックに着くと
前回相談にのってくださった女性相談員の方が小冊子を持ってきて下さり
「夫が近く受診を決心してくれている」とお伝えしたところ、とても喜んでくださり
「それでも、回復への道のりは長く険しいものとなるので、
  諦めず、焦らず、地道に少しづつ歩いていくこと」を、
再度確認いたしました。

参加して、自分とおなじ苦しみを持つ人たちと出会うことによって
心がすこしづつ晴れてくるものだと聞いていたのですが、
私の場合いは、その正反対で、帰り道から家に帰ってからも、
ずっと気持ちが重く沈んだままです。

悲しいのか、苦しいのか、後悔の念が押し寄せてくるのか、
これからの長い戦いの日々にすでに疲れを覚えているのか、
理由がなにひとつはっきりしないまま、今も心は沈みこんだままです・・・・

過敏な私には、ちょっと刺激が急激で強すぎただけなのかもしれません。
「なぜこんなに、重く沈みこむのか・・・・」
しばらくは時間をかけて、この自分の心と、
静かに向き合ってみたいと思っていますが・・・・

今年一杯の「家族の集い」のスケジュール表をいただきましたので
出来うるかぎり、参加し続けていこうと思っています。

行きたい、行きたくないにかかわらず・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「回復への指針」より・抜粋

自ら傷つけてきた自分に対する最高の償いは、自分を大切にすることである。

自分の長所、能力を肯定することで癒しは急速に進み、
自分だけでなく、周囲の人たちを大切にするようになる。

気持ちが穏やかになり、自分を愛し、周囲の人たちを愛するようになることで、
誰からも愛されるようになる。

愛の復活が、自分自身と家族への最高の償いである。
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