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バカな医者が多すぎる!
- 2012/12/01(Sat) -
12月、気の重い月初め・・・

11月最後の30日、金曜日、
母とケアマネさんと3人で主治医のところへ行く。
母は軽い脳血管性認知症だと思う
微細な脳梗塞がみられ11月から血流改善のお薬を飲んでいるとか。

私の話をほとんど聞こうとせず、
すべてを「歳のせい」としか言わない医者と激しい言い合いになる
立ち退きで引越しをしてからのこの1年半、
母の物忘れや勘違いは目に見えて増え続けている。
以前の母を知らずに、半年やそこら母を診ていてもそんなことが分かるはずがない。
なのに、家族の話を聞こうとしない。
どうなってるの、最近の医者は
でも、私の立場では限界がある・・・
一緒に住んでいる家族ではないのだから、
「横から何を煩い事を言ってくるんだ」と思われてお終い・・・
姉は、私には不安でたまらないと訴えるが、仕事を休めないからと、
主治医ともケアマネとも一度も話し合いをしたことがなく、
なんの情報も伝わっていない・・・
そして、物忘れが増え、日常生活がだらしなくなってくる母を、
驚くほど厳しい口調で責める・・・
それじゃあ、これ以上どうすることも出来ないじゃない・・・

私と主治医の激しいやり取りをハラハラしながら聞いていたケアマネは、
「介護区分の見直しを検討する」と言ってくれた。
外での母の様子だけを見ていては、誰にも分かりはしないのだ。
現実の母の認知症の進行具合は
なのに家族の話を聞かないって、バカじゃないの
私なら即刻医者を変えるけど、姉はそんな手間暇を母にかけることはしないだろう。
なんせ、自分のことがすべての中心、旅行や遊びに会社を休むことは出来ても、
母のためには一日も犠牲にしたくないのだから・・・
この日も風邪で会社を休み、点滴を打って寝ていた。
点滴までしたのは、日・月と今大ファンの韓流スターなんとかの、
「ファンの集い」に行くためで東京まで旅行するからだ

はあ・・・私が気を揉んでも、姉が気持ちを変えてくれない限りもう限界・・・
認知症専門外来がすぐ近くにあるのだから、そこへ行くように勧めては見るけれど・・・

とりあえず、リハビリ中心のデイケアの見学に行くことになっている。
母も不安だったんだろう、信じられないほど素直に従ってくれている。
来週、木曜日、朝の9時半には母のところへ行って、一緒に見学に行く予定になっている。

でもなあ・・・ここにきてわけの分からないモヤモヤに気分が重くて、
居たたまれないほどのイライラが収まらなくなっている・・・
無性に腹が立つのだ・・・

私はいつもいつもバカみたいなお人よしで、
どうしようもない人たちの面倒ばかりみて、
自分の人生を投げ打って生きてきて、もうすぐ自分の人生も終わろうとしているのに、
また、自己中心的な姉の変わりに、私を愛したことなど一度もない母の面倒を
一生懸命みようとしている・・・
私に「丸投げ」はないんじゃない
悲しいような情けないような腹立たしいような・・・

デイケアが決まったら、姉と話をして、後はしばらく距離をおくつもり。
お人よしは止めます
どうせ家族じゃないから限界があるし・・・

ずっと母と一緒で、母に愛され可愛がられ、その分、どうしても母から逃げられなかった姉。
姉には姉の、やり場のない母への恨みや憎しみがあるのだろう
肉親とは、良くても悪くても実に厄介なものなんだ・・・そう思うよ・・・
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師も走ってるー!
- 2012/12/06(Thu) -
師走との言葉どおり、忙しい毎日を送っています

2日、日曜日。
自分の部屋の模様替え。
家具を移動させ、クローゼットの中身を入れ替え・・・等々。
これで使いやすくなった
・・・けど、疲れた・・・

3日、月曜日。
歯医者さんへ。
久しぶりに痛ーーーい思いをする・・・
ちょっと、先生手つきが荒っぽい
デリカシーにかける医者だこと
まあ、もうしばらくは様子を見て我慢してあげるけど

4日、火曜日。
劇団稽古日。
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新入りさんが合計5名に
もともとの9人はとても仲間意識が強く、飛び抜けて仲が良いけれど、
新しい方々とも上手くいくかしら
チト、心配しています
だって、自分から挨拶もしてこないって、ヤバクね
どうか、揉め事が起きませんように
みんな、超・気が強いのよね・・・
こんなことをしようかって連中は、並みの神経じゃあないんだよね
揉め事を恐れていては、やってらんない世界なのかもしれません。
そして、この日は選挙公示日。
駅前でさっそく選挙カーが演説をしている。
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難しい選挙だ・・・
私的にはなにをどう選択するか、一応の基準を自分なりに設けている。
小さな争点は人の数だけあるから、そこに目を奪われず、
競争原理やグローバリズムに加担するか、国民国家的統合の再生に加担するか、
もちろん原発の問題も外せない。
うむ・・・やっぱり選択は相当こっちがしっかりしなければ
ウカウカしてたら・・・

5日、水曜日。
滞りがちだった家事を一気に済ませる
この日が1番忙しかったかな~
ハアハアいって家事を終わらせ、お風呂に入って、晩ご飯を食べて、
あっという間に寝てしまいました・・・
忙しすぎて無の境地なり~

6日、木曜日。
母と新しいデイケア施設の見学に行くため、午前8時過ぎ家を出る。
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母と姉が住む高層マンション。

この日は気温が低く、風も強くて、
ヒートテックの上下にセーター、ダウンコートに手袋、
しっかりマスクも装着して、まるっきりの冬支度で出かけました(笑)
おかげで、寒い思いは一切せずにすみました
午前10時前、迎えの車でデイケアへ。
説明を受けながらも私も一緒にいろんな運動をしてみたが、
結構しっかり目の運動プログラムに驚く
母もちゃんとやっている
その母の動きを見ていて、立ち退きで引越ししてから、
いかに母が身体を動かしていなかったか、しみじみ実感する・・・
運動機能の低下が著しく、他の、母より年上の人たちよりもっと動きが悪く、
身体が完全に縮こまってしまっている・・・
早めに気がついて本当に良かった・・・
今ならまだ間に合う
母もとても乗り気になってくれて、来週からこちらでお世話になることに
家に帰ると、母は玄関前にある階段をスタスタあがっているではないか

「お母ちゃん階段ちゃんと上がれてるやん
「あらまあ、ほんまや
「お母ちゃん、大丈夫や
 お母ちゃんは相当の運動不足で動きにくくなっていただけやよ。
 運動してたらまた好きに動けるようになるわ
「そうかもしれん。頑張ってみるわ

母はとても嬉しそうだった・・・

さて、一仕事終わりました。
あとは様子を見守りましょう

私もこの週末、少しゆっくりして正気に戻らねば(笑)
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忙しくても、遊ばなきゃ♪
- 2012/12/08(Sat) -
7日、金曜日。
疲れているはずなのにさっさか家事が終わり、
途端に、遊びたい気持ちがむくむく盛り上がってくる
そうだだいぶ前に娘と行こうと思ってクーポンサイトで買った
グルメクーポンが残っているではないか
さっそく娘に電話を入れる。
娘は病院の帰り道。
疲れてないかちょっと心配だったけど、無理覚悟で行くことにする

場所は大阪市内・中ノ島。平日はビジネス街だけれど、
国立国際美術館が建ち、京阪中ノ島線が開通し、
最近はおしゃれで美味しいお店がたくさん出来ている
どうせ安もんのグルメクーポンだけど、雰囲気だけは三ツ星なり(笑)

一旦娘の家に行く。
そう、恒例の冷凍したお惣菜類をまずは届ける。
そして、ふたりでいざ出発
中ノ島線ははじめて乗ったけれど、
「これ、ホントに必要なの
誰でもそう思うんじゃないかのガラスキ状態・・・

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通路は人っ子ひとりいません・・・

イルミネーションだけはド派手

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地上に上がるとさすがビジネス街。まだまだ仕事中。
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綺麗だなあ・・・

秋の名残の紅葉がここにも・・・
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ライトアップされていて神秘的な美しさでした・・・

高層ビルが建ち並び、右も左も分かりません・・・
Googleマップだけが頼りで、30分近くかかってやっと到着。
どうやら降りる駅が一駅違っていたようです。
でもこの時点で、「この店、2度と行かない」そう思っていました。
だって、いずれにしろ駅から遠すぎるよーーー
超・疲れた・・・

まっ、でも、待望の浜焼き魚貝の数々・・・
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サザエが特に美味しかった~

私はつい調子に乗って、チューハイ3杯も飲んじゃって・・・
久しぶりに娘といろいろ四方山話。
すっかりいい気分になって家に帰りました、とさ(笑)

しっかし、タフになったもんだわさーーー
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また、遊んでる~♪
- 2012/12/09(Sun) -
9日、日曜日。
金曜日に知って、その場で電話予約を入れた芝居を観にいくため、
朝早くから食事の準備や買い出しや、と張り切ってウロウロ
以前、ワークショップを受けたことのある演出家がプロデュースする作品。
本人も出演しているのを本番を見て知ったんだけど(笑)

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この人、嫌いじゃないんだけど、「で 」ってなっちゃう・・・
でも、いい作品だったと思う。
なにしろ出演している女優たちの身体能力が半端なく凄い
魅せますねえ~
こんなに台詞や音響や関係性などを、身体で表現できるなんて、
半端なく若いんだよな・・・
マジ、嫉妬嫉妬嫉妬(笑)

自分はすでにシニアの癖に、やっぱりあんな表現が好きなのよ
ぜーーーっ対、私には出来ないもんね
出来ないけど、好きなのよね~
若い時、相当体張った芝居していたから、かもしれない。
若い時の記憶って、身体に染み込むみたいになってるんだろうね。

そっか・・・
昨日の芝居、超・お気に入りだったのかもしれない・・・
「で 」って言うのは後から出てきた  であって、
観ている瞬間・瞬間は、入り込んでいたのかもしれない。

前売り2000円であれだけの芝居が観れたら、もう大満足、なのよね
また、あの人の芝居、観にいこっと

帰り、スーパーによって安売りを買う。
今日はこれでお・し・ま・い

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寒い寒い~!
- 2012/12/10(Mon) -
外出の予定がない日は、朝7時前から30分ほど走っている
とはいっても、若い人のマネをしたらエライことになるから、あくまでスロージョギングで
夏の暑さには滅法弱いけれど、寒さには強い、というか、寒いのが好き
走っている時、冷たい風が顔に当たって鼻や耳が千切れそうに凍えてくる、あれが好き

で、今朝もひとっ走り行ってきました
駅を超えたところで朝焼けに出会う

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久しぶりの朝焼けに感動しました・・・
日の出がすっかり遅くなって、午前7時前。

1日中、本当に寒い日でした・・・
家事をするのも億劫で、ぼちぼち、ぐずぐず(笑)
夕方にはすっかり身体が冷え込んで、カチコチになったような気がして・・・

たっぷりのお湯を張った湯船に本を持ち込み、長ーーーい時間温まりました
冬のご馳走はお風呂で決まり ですね~
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負けてたまるか!!
- 2012/12/13(Thu) -
忙しい忙しいであっという間に日が過ぎていく(笑)

11日火曜日。
稽古に行く。
今日はシャンソン・「枯葉」歌の練習です
劇団の女優でプロのシャンソン歌手がいるのです
綺麗な声~
私も昔は歌が好きだったなあ・・・
最近は、というか、娘が生まれてからカラオケなんぞにも行くこともなく、
娘は音楽好きなのに、私はさっぱり聴く専門になってしまっている。
宿題、来週までに頂いた練習用CDでソロの歌いこみ
そうだな~これを機会に歌でも唄うか
家の近所の生涯学習センターでシャンソン教室をやっていることは知っていたけど、
シャンソンでも歌うか(笑)
いまだ一度も家練していないんですが・・・

12日水曜日。
娘がハローワークについてきて欲しいという。
すっかり自信を失い、人間や社会に対してとても臆病になっていて、
いえ、それはもう恐怖に近いかもしれない
「いいよ入り口で、ドーンと背中押したげるわ
そう言ってふたりでハローワークへ向かう。
ハローワークは御堂筋沿いの超・高層デカビルの中にある。
失業者にとっては、嫌がらせかと僻んでしまいそうなほどの
ピッカピカの立派なビル
おのれの惨めさを思い知らされそうな・・・残酷なビル
思っていたより気軽に中に入り、ひとりでサクサク検索を始めた。
私はビルを出て、近くのマクドで時間つぶし
「よかった・・・娘が自分で想像していたよりはなんなくクリアできたんだな~

しばらーーーくしてメールが届いた。
「職業訓練校の申し込みはここじゃなかったみたいだから、もう出るし」
そっか~。職業訓練校に行くつもりなんだ・・・
なにしろ、自分が思うように社会との関わりを取り戻していけばいい。

「なんか安心したわ
嬉しそうにそう言っていた娘・・・
しかし、帰り道、
「病気のこと、バレるんちゃうかな・・・それでなくても就職困難やのに、
 病気のこと分かったらもう就職なんて無理や・・・
「徹底して隠すんなら隠し通したらいい
「でも、会社で発作が起きたりしたら・・・もう2度と人前で発作起こしたくない
「大丈夫やもう何年も起きてないし、規則正しい生活も送れているし、
 きっちりお薬も飲んでいるし、大丈夫や

暗い気分に引きずり込まれそうな娘を励まし続けたが、
娘の不安感を拭い去ることは出来ない・・・

その夜、とうとう私は一睡も出来なかった・・・

私が、守る
命がけで、守る
生きている間に、お前を、きっと幸せにする
どんな無理な奇跡でも、起こしてみせる

そんなことを強烈に思っている・・・
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あーちゃんです♪
- 2012/12/14(Fri) -
あーちゃんです
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なんだかすっかり大人になって、王者の風格~

あーちゃんは、お父さん猫・お母さん猫とずっと一緒にいて育ちました。
猫同士関係の付き合い方や上下関係のお勉強がしっかり身についていて、
うちの3匹の猫たちの、関係性の要のような存在になりました。
伸び伸び素直で無邪気でおおらかで、
悪さをしたらしっかり親猫に叱られる経験も豊富なのか、
ちょっと叱るとすぐに理解します。
すごいです~
今まで、捨て猫しか飼ったことがなかったので、
「親に育てられるとこんなにも違うものなのか~
驚きの連続です

猫ですらこうなんだから、人間は・・・
親の存在の大きさをしみじみ感じます・・・
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投票日
- 2012/12/16(Sun) -
今日、投票日。

今回の選挙も争点はたくさんあるけれど、
いろいろ考えた末、やはり「原発」に絞るべきだという結論に
なぜならば、この問題は哲学の問題だから。
人間にとって何が一番重要だと考えるかを象徴しているのがこの問題だと思うから
投票、行って来ます

で、呑気な話。
昨日は危うく美容院へ行くところでした(笑)
「24日までにご来店のお客様に10%割引
そんなハガキを受け取って、もったいながりの私は、
すっかりその気になって美容院を予約
で、Facebookにそのことを書いたら、コメントで美容院へ行く頻度を聞かれ、
そこで日程表を調べてみたら、なんと10月13日に行っているではありませんか
私は髪の痛みや懐具合を鑑みて、パーマは最低でも3ヶ月に1度と固く決めているのです
朝一、予約キャンセル。
別にひどい頭でもないんだし、このままで新年を迎えることにいたしました
クリスマスにお正月
一年でもっとも大きなイベントを控えて、主婦の悩みはご馳走作り
普段何気にしているお料理も、このイベントを前にするとやけに気合が入っちゃって、
家族の期待にこたえるべく、メニューに頭を痛めるのです・・・

そんなときに嬉しい頂き物
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これはお正月用に取って置こう

で、今夜は鳥手羽元のオーブン焼
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ニンニクを効かせたタレにじっくり漬け込んで・・・

しかしなあ・・・大晦日・新年の4日間、メニューに悩むわ~
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悲しいほど、アホ・・・
- 2012/12/17(Mon) -
日本人をやめたくなります。
大阪人であることが恥ずかしいです。
選挙結果。

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投票所はがらがらだった。

自民党が圧勝することはある程度予想していましたが、
維新の会がこれほど伸ばすとは思いませんでした。
「なんでもいいからとにかく変化が欲しい」
そんな理由からなのでしょうか?
分からなくもありませんが、それじゃぁあまりに子どもです。
変わればなんとかなる、だなんて、そんな破壊願望・・・
現実への欲求不満耐性の低さ、我が身に起こることなんだという当事者意識の低さ、
思春期の子どもか
リベラルとネオリベラルの区別すらついていない国民が多いのが致命傷だろう。
現状の生活の改善を選択しようとして、結果的に右翼的なイデオロギーを選択してしまっている。
タカ派かつ右翼的な勢力が日本の中心になった。
記憶にある限り初めての現象ではないか?
日本の常識が傾いている。
衝撃的かつ危機的状況。

アホヤね・・・日本人。
いやんなった、日本人

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また一歩!
- 2012/12/20(Thu) -
月・火と娘はひとりではどうしてもハローワークへ行けなかったらしい。
「もう次からは一人で行けると思うから~
先日、初めてハローワークへ一緒に行った帰り道、元気にそう言っていたのだが・・・

水曜日、
「やっぱり無理・・・もう止めておく・・・
暗い声でそう電話がかかってきた。
「もう一度一緒に行ってみよ。外で待っているだけだから恥ずかしくなんてないよ。
 苦手なことは誰にでもあるんやから」
「もうアカン、無理やし・・・
「アカンことない仕事、したいんやろ
 それが今のお前が1番したいことなんやろ
 だったらせなしたいことはせな
 今から仕度してそっちへ行くから、一緒に行こ

それでもまだぐずぐず言っている娘を久しぶりで叱りました。
「しんどくなってじっとしていたら、また、穴ぼこに落ちていくんやで
 修羅場くぐり抜けてる大人の言うこともききなさい

急いで支度をして、駅で娘と待ち合わせ、ハローワークへ。
寒波が来ているとかで、風が強くとても寒い
市内でもとりわけ辺鄙な駅に、職業訓練受付のハローワークがある。
「じゃあ、行ってくる・・・」
娘はなんとかビルの中へと入って行った。

何軒か喫茶店があったので、そこへ入るも、15分ほどで出てしまった。
生協の申し込みがその日までだったので、メモをバックに突っ込み、
外でスマホで注文しようと思っていたのだが、
スマホがフリーズして動かなかったのだ
ビルの奥の店だからか、と思い小さな公園のベンチで再度操作してみるもやはりダメ・・・
それより何より、寒くて寒くてとても屋外で待っていることは出来ない

無目的に黙々と歩いていると、大きなショッピングビルがあった。
ぶらりと立ち寄る。
別に買う物もないし・・・
ユニクロに立ち寄り、ついつい娘の服を探してしまう(笑)
ハローワークへいけそうな服はほとんど持っていない娘。
大体いつも同じ服(笑)

娘に、もう一通り服を買ってやろう
そう決めてからはあれこれ真剣に物色する。
あっという間に1時間半。
「終わったよー」
明るい声で電話がかかってきた。

「どうやった
「うん、凄く親切に説明してもらった。全然平気だった
「よかったなあ・・・だんだん慣れてくるから

「で、ユニクロやけど、服、買お
「えーーーいいの

ふたりでまたユニクロに入り、あれこれ試着。
私が目をつけていたもので娘が気に入ったのはパンツだけでしたが、
パンツ・シャツ・セーターとお気に入りが見つかり購入することが出来た

「お母さん、ありがとう・・・」
「ううん、安物ばかりでごめんやで。でもすごく似合ってていいよ
 今度行くとき着て行きな

私は今年最後の生協の申し込みが気になっていたので、
娘を送って急いで帰宅
なんとか申し込みも間に合って、ホッと一息

夕飯の支度をしながら、やっとここまで来れたのか・・・
そんな感慨深い思いでいっぱいでした・・・

すぐに働くことが出来るとは思いませんが、
こうやって一歩一歩、社会復帰に歩いていけたら、それが娘の気持ちを元気にしていく。
それだけで十分なんです・・・

いい年末になりました
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エンジンがかかってきたーーー!
- 2012/12/22(Sat) -
そうです
私の悪ーい癖・・・
断捨離欲がムクムクと

年末ともなるといっそう拍車がかかります
いよいよ今年も大掃除、エンジンがかかり始めました

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ケーキ♪
- 2012/12/23(Sun) -
1日早いクリスマス・イヴ
我が家では、24日は夫が仕事になったので、23日にクリスマス
平日はみんな帰りが遅いし、今年は劇団の忘年会がクリスマス当日の25日なので、
この日しかみんなが揃うことが出来ないのです。

昼過ぎ、娘がやってくる。
「あー、おなかすいた
来るなり、どやさ

「おーい、会社の旅行に着ていく服、見てくれー
忙しいのに、どやさ

「会社の人から電話があって、なにかくれるらしいから行ってくる」
もう晩ご飯やのに、どやさ

ジタバタしながらやっと落ち着いたのが午後7時半過ぎ。
娘には先日服を一通りセットで買ってあげたので、
それをクリスマスプレゼント、ということに・・・
夫と次男には、お正月休みに家でリラックスできるよう、
冬用の家着を1着ずつプレゼント
嬉しいのやら、迷惑なのやら・・・男衆は、はっきりせい

次男がもらってきたのはクリスマスケーキでした
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ホールケーキが2個になった

ローストチキンにエビフライ、アボガドサラダに酢の物・・・
おなかいっぱい頂きました
写真撮るのを忘れるのよね・・・忙しすぎて
ケーキの写真だけは娘が撮ってくれていました。

でも、わたしが料理をしているキッチンに、娘と夫がやってきて、
ワイワイ冗談ばっかり言い合って、くっついて離れませんでした。
こんなこと、何年振りでしょう・・・
娘と夫、やり直すことが出来つつあるんです・・・
「いっそ、死んで欲しいわ」そう叫んでいた娘が・・・
そしてわたしも・・・わたしの娘が、やっと帰ってきた・・・
そんな思いでいっぱいの、ささやかなクリスマスでした
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メリークリスマス!
- 2012/12/25(Tue) -

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no title
- 2012/12/26(Wed) -
「自分のオリジナルにしてユニークな適性」や、「その適正にジャストフィットした仕事」の探求に時間とエネルギーをすり減らす暇があったら、「どんな仕事でも楽しくこなせて、どんな相手とでも楽しく暮らせる」汎用性の高い能力の開発に資源を投入する方がはるかに有益であると私は思う。
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年末脳内。
- 2012/12/27(Thu) -
25日の忘年会を終え、ホッとしたのかお疲れのようです
とはいえ、少しずつ家の断捨離継続中。
後は自分の衣類をチェックして収納のやり直しをするだけ、って、
大きいものの洗濯と新年用の掃除はこれから・・・
疲れてきたのでここからはたぶんいいかげんになると思いますが(笑)

忘年会を終えて、今の私の心境は先日のブログ記事で紹介した文章そのものです。
私流にちょっと言葉を置き換えて(笑)

「自分のオリジナルにしてユニークな個性」や、
「その個性にジャストフィットした芝居」の探求に
時間とエネルギーをすり減らす暇があったら、
「どんな芝居でも楽しくこなせて、どんな相手とでも楽しく演じられる」
汎用性の高い能力の開発に資源を投入する方がはるかに有益であると私は思う。


ということで、息長く、ぼちぼちと芝居を続けて行きたい、そんなところ

個人的には来年はコツコツと「ひとり語り」の仕込をしていきたいと思っている。
まずは昔話を幾つか。人に聞かせられるところまで持っていきたい。

個人としての夢も大事にしたいです

来年は娘は仕事を始めることが出来るかなあ~
夫も息子も、みんなが病気にもならず元気でいてくれたらいいな~

すっかり年末モードの脳内。
過去を思い出しては後悔やら感慨やら反省やら、未来を思っては心躍ったり乱れたり。
こうしてまたひとつ、無事私の人生を積み上げることが出来ました

一生懸命生きたって、そのほとんどが失敗だったり上手くいかなかったりの連続で、
「こんな自分、こんな人生、なんてくだらないんだろう
そう思えばホントにそうかもしれない。
でも、それでも生き続けている今の私が居るから、
これからも結果を問うことなく、一生懸命生きていこうと思う
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若松孝二かく語りき
- 2012/12/29(Sat) -
ものを作ることは、国家に抵抗すること。
1番ピンとくる感覚は、彼かな~。
「そうだそうだ」って熱く同意しっぱなしなんだけど・・・
やっぱわたし、いまだに過激派だあーーー(笑)

http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/skhole%20kill.htm
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園 子温かく語りき。
- 2012/12/30(Sun) -
原発事故を映画にせずにいられなかった・・・
今の若い人にもこんなに熱い表現者がいるんだっって超・感激したよ
確か、「私の芸術は現実の影響を受けない」な~んて言ってたバカもいたな(笑)
仮にも芸術家と名乗るんなら、おたくのご自慢の鋭い感性は、
あれほどの出来事にも何の影響も受けないなんて、あり得るか
笑止千万

長いけど、このサイトはログインがいるので転載しました。
ってか、自分の記録用。
Evernote使えばって話だけど(笑)

園子温監督が原発事故を映画にする理由
「希望の国」を撮るのに覚悟がいる日本

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20121210/240787/


園子温(その・しおん)映画監督。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、1987年に「男の花道」でPFFグランプリを受賞。近作では、東日本大震災後の世界を描いた「ヒミズ」(2012年)が大きな話題を呼び、第68回ヴェネチア国際映画祭で主演の二人にマルチェロ・マストロヤンニ賞をもたらした。今年10月には原発問題に切り込んだ最新作「希望の国」を公開。自身の破天荒な人生をまとめた『非道に生きる』(朝日出版社)も刊行し、DVD-BOX「園子温 監督初期作品集 SION SONO EARLY WORKS:BEFORE SUICIDE」も発売中。 東日本大震災の直後に急遽脚本を書き換え、いち早く被災地で撮影し震災を映画に取り込んだ「ヒミズ」(2012年1月公開)。そして原発問題に翻弄される家族を描いて目下大きな反響を呼んでいる「希望の国」(全国公開中)と、3.11を受けた作品を驚異的なスピードで立て続けに公開した園子温(その・しおん)監督。

「いま、表現としての誠実さが問われている」。園監督は、この秋話題になったNHK・ETV特集(9/30放映「園子温と大震災」)の中でそう言い放ちました。
そのときの対談相手は、こちらも「物議をかもす」ことで有名な6人組のアーティスト集団・Chim↑Pom(チン↑ポム)。

Chim↑Pomは、福島第一原発事故の1カ月後に原発から至近距離の展望台に登り、白旗を日の丸に変えて、さらに放射能マークに改変した旗を振る作品(「REAL TIMES」)を制作。東京・渋谷では岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」に原発事故の絵を付け足して大きな議論を巻き起こしました。

映画とアート、それぞれ立場は違えど、「3.11以降の表現」をいま最も先鋭的な形で突き詰めていると言える両者。政治や報道が「できない/やろうとしない」ことを、皮肉にも、映画やアートが実現し可視化しなければならない状況は依然として続くのでしょうか。


『非道に生きる』
道なき道を疾走してきた園子温の「映画のような」人生を自ら語る 社会と真正面から切り結び、人にリアルタイムに伝える。忘却にあらがって考える。この覚悟は何も芸術表現にだけでなく、個々人の生き方にこそいま問われているのではないか? 園監督の著書『非道に生きる』(朝日出版社)刊行と映画「希望の国」公開を記念して再び行われたChim↑Pom(リーダーの卯城竜太さんと紅一点のエリイさん)との対談を公開します。

2012年10月13日テアトル新宿「園子温、非道のオールナイト(第1夜)」(『非道に生きる』刊行記念)にて収録

Chim↑Pom(チン↑ポム)
2005年、卯城竜太・エリイ・林靖高・岡田将孝・水野俊紀・稲岡求の6名で結成したアーティスト集団。時代のリアルに反射神経で反応し、現代社会に全力で介入した強い社会的メッセージを持つ作品で知られる。東日本大震災をきっかけに開催した「REAL TIMES」展(2011年5月)では、岡本太郎の壁画《明日の神話》に福島第一原発事故の絵を付け足した作品も展示し話題となった。『美術手帖』や「ひっくりかえる」展といったキュレーションなども行う。著書に『SUPER RAT』(パルコ)『芸術実行犯』(朝日出版社)『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(阿部謙一との共編著、河出書房新社)など。


エリイ:このあいだ、園さんの「愛のむきだし」(※注1)を朝5時から9時まで観ちゃいました。大好きで、何回も観ちゃう。これで3回目だから、計12時間、愛をむきだしている(笑)。(卯城)竜太は、園さんの映画では「ヒミズ」(※注2)が好きなんだよね。

卯城:うん。僕は映画チャンネルが好きで、一日にほぼ一本ずつ見ているから、年間だと数百本は観ていると思うんですけど、「ヒミズ」はこの1、2年でも一番心にキた映画でした。


ヒミズ」1:2009年公開。上映時間237分。長尺のため劇場公開時はインターミッション(途中休憩)が挟まれた。第59回ベルリン国際映画祭において「カリガリ賞」と「国際批評家連盟賞」をダブル受賞。

2:2012年公開。上映時間130分。クランクイン直前に東日本大震災が起き、脚本を大幅に変更。震災後の世界に設定し直した青春映画へと書き換えられた。主演の染谷将太と二階堂ふみは、本作で第68回ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)を受賞。
エリイ:ラストシーンの「頑張れ!頑張れ!」っていうのがね。

園:そう思ってくれたのは、震災のあとChim↑Pomがずっと福島と関わってきていて、問題に対しての温度が高いからだと思うんです。

「原発を扱うなら、もっとじっくり構えるべきだ」とは?
園:というのも今日の昼間、早稲田大学で「希望の国」(※注3)を上映する機会があったんだけど、イベントのあとに学生から「もっと危ない感じの映画かと思っていた」という意見があったようで。でも、そういう作品を必要としているのは、実は東京の人なんです。

3:2012年10月公開の、園子温の最新作。福島第一原発事故から数年後、架空の県「長島県」で再び起きた原発事故によって生活を奪われる、ある家族の姿を描く

だから、「希望の国」や「ヒミズ」のような映画こそ、「被災地」とそれ以外の場所との温度差が分かっている人に見てもらわなければ、とてつもない勘違いをされそうで怖い。映画評論家にさえ「なんでもっとじっくり腰を据えて『希望の国』を撮らなかったんだ」と言われましたけど、「あなた……原発がもう現実に爆発しているんですよ……?」と問い返したい。

映画ファンというか、映画しか観ていない人には、「希望の国」や「ヒミズ」が社会に対して急いで投げかけた作品だということが理解できないんでしょうね。こうした構図は、Chim↑Pomの作品に対しても同じでしょ。作品の持つ速度のようなものが受け止められなければ、価値の分かりにくい作品になっているもの。

希望の国 2012年/133分 全国上映中。出演:夏八木勲、大谷直子、村上淳、神楽坂恵ほか(C)2012 The Land of Hope Film Partners

卯城:そうですね。いきなり感想を言わせてもらうならば、「希望の国」は、たしかに園さんらしからぬ部分もあった。だけどその一方で、これは園さん以外にやる人がいない映画だとも思いました。僕は、さきほどの温度差の話も含めて、「希望の国」のそうした「あえての感じ」が心に刺さったんです。

園:震災後、「3月11日がたしかにあった」ということを思いながら表現する人と、「それはまぁ置いておいて……」という人と、ふたつに分かれたということなんでしょうね。

エリイ:でも「置いておく」って、そんなことはできないんじゃない?

園:いや、日本映画界の現状を見ていると、そこには触れないほうがクールでかっこいいと思っているようにしか、僕には受け取れないよ。

「ハート・ロッカー」 たとえば僕が被災地を撮ることに対して、非常に反発も多いわけです。ただ、同じことをハリウッドに置き換えてみれば、現在進行形の戦争に対して批判を繰り広げた「ハート・ロッカー」みたいな映画がすごい大手で作られていて、なおかつアカデミー賞まで獲っている。そこには、映画表現についての全然違う考え方のベクトルがある。

卯城:園さんの著作『非道に生きる』を読んで、僕も日本映画と海外映画の違いが鮮明に分かった気がしました。日本の映画の内省的なあり方、問題に対してダイレクトに触れようとしないあり方って一体何なんだろうと、まあでもアートだって日本と海外の差を言われたら同じ問題を持っているから、自分なりにずっと考えてはいたんですけど。

園:たとえば最近なら、戦時中の特攻隊をテーマにした「永遠の0」や、太平洋戦争で活躍した軍人を主人公にした「聯合艦隊司令長官 山本五十六」のように、「もう年月が経ったから、さすがに傷つく人はいないだろう」といった題材を扱うのは「お得意」なんですけどね。僕は「そっちの方が食い物にしているだろ」って思うよ。

エリイ、卯城:たしかに。

娯楽ではない映画も当たり前に存在する
園:そういう題材は平気のへいちゃらで取り上げる一方で、進行形の問題を扱うことにはすごくセンシティブに、「誰かを傷つける」と自粛する。でもそれは建前で、「誰かを傷つける」なんてことは実は心配していないんじゃないか。すごく臆病になっているだけなんじゃないかと思うんです。それにまた観客も、慣れていない問題を見せられるものだから、「これってやっちゃいけないことなんじゃないの?」と拒絶してしまう。
日本の映画って、「娯楽映画」っていう言い方がされるでしょ。そのことが、僕が撮っているような映画はダメだという認識を作っている、最たるものだと思うんですよ。「娯楽のくせに被災地に行くな」というように。

エリイ:そこはアートと少し違うところかも。

園:文学だったらいい、音楽でもいい、アートもいい。だけど娯楽映画はダメ。娯楽はコカ・コーラやポップコーンと一緒に楽しむものなのに、被災地に行くとは何ごとだ、と。
でも海外で言えば、こういった類の映画は「ドラマ」と呼ぶものなんです。日本ではテレビでやっているものをドラマと呼ぶけど、海外ではシリアス・ストーリーのことをドラマと言う。
そしてシリアス・ストーリーの場合は、進行形の戦争を批判しても、ときの大統領を批判していてもOK。たとえば今年、僕の好きなポール・トーマス・アンダーソンという映画監督は、サイエントロジーという巨大新興宗教の教祖をかなり皮肉った作品(「The Master」、2012年9月公開、日本では2013年3月公開予定)を発表したんだよね。「命が危なくなるのでは?」と思うような内容なんだけど。

「ソーシャルネットワーク」卯城:フェイスブックを元にした「ソーシャルネットワーク」もそうですよね。

園:そうだね。進行形のものに対するそうしたヴィヴィッドな感覚で映画を撮ることは、向こうでは当たり前のことに過ぎない。もうひとつ言わせてもらえば、「希望の国」に対して日本人の記者や鑑賞者から一番多く訊かれるのは、「なぜいま福島の映画を撮るんですか?」という質問なんだよ。

卯城:え……日本人から、ですか?

園:うん。

卯城:10年後に「なぜいま福島を?」という質問ならば成り立ちますけど……。

園:そうなの。だから僕は逆に、「なぜ福島で撮らないんですか?」と返したい。先日、映画祭のためにカナダのトロントへ行ったんだけど、海外ではそうした質問は絶対に出ないですね。当たり前すぎるから。日本でこんなに大きな問題が起きているときに、「なぜいま福島を撮るのか」なんて、外国人は絶対に訊かない。

エリイ:日本人って、そういう大きな問題から目を反らそうという習性があるの?

園:悪夢からすぐ目を覚ますというか、嫌なものからは急いで目を反らすということが得意技になっているとは思います。

エリイ:とにかく蓋をしろ、的な。

卯城:それと、みんな「誰かがきっとやるだろう」と思っている一方で、実際にある個人が行動したらしたで、「あいつはそういうことをやっちゃった」ということになる。

エリイ:コワイ~。

目をつぶるか、非難を受けるか、どちらかしかない
園:でも、何もやらないまま無視するか、何かをやってクレームがつくか、二つにひとつしかないんだよ、これに関しては。
『芸術実行犯』 たとえばChim↑Pomが原発問題を扱ったり、広島の原爆に関する作品を作ったりすれば、かならず何かが起こるわけです。結局どちらかしかないのだから、どんなクレームや批判を受けてもやり続けるということしか残されていない。Chim↑Pomの『芸術実行犯』という本に「覚悟」という言葉が出てくるけれど、僕も非常に共感するんです。
あの中で君たちは、岡本太郎の壁画に原発の絵を付け足して問題になったとき(注4) 、広島で批判された経験(注5) をもつ自分たちにはすでに覚悟が出来ていた、と語っていた。それにはすごく共感したんです。僕はいま、「覚悟が必要な表現」ほど社会に誠実に向かい合っていると思っているので。

卯城:そうですね。僕たちがあそこで「覚悟」という言葉を使ったのは、「分かりやすく批判されたくない」という覚悟ではなくて、もちろんそうしたものもあるけれど、良い作品を作るのに必要な覚悟、ということなんです。
そうしたものを作ろうとすれば、何かのハードルを超えなくてはいけないし、腹を括らざるをえない。それはネガティブな意味じゃなくて、分かりやすく言うとみんなだって結婚したり子どもを生んだりするときにだって必要でしょう? 覚悟。だから、覚悟を決められないということは、表現者として本気で良い作品を生み出すということに責任を感じていないんじゃないかと思います。その覚悟って、今の時代に表現者として自分を自覚するうえではマストだと思いますよ。ないと致命的。それほど時代は動いていると思う。

4:Chim↑Pomの作品《LEVEL7 feat.『明日の神話』》(2011年)と、それをめぐる騒動のこと。当作品は、2011年4月30日、渋谷駅構内にある原爆をモチーフとする岡本太郎の壁画『明日の神話』の片隅に、爆発した原子炉建屋を思わせる絵をゲリラ的に付け加えたもの。「事件」はツイッターや新聞でも大きく取り上げられ、犯人が誰かという推測が飛び交ったが、5月18日、Chim↑Pomが自らの作品であることを明かした。

5:飛行機雲によって、広島市の原爆ドーム上空に「ピカッ」の文字を描いたChim↑Pomの作品《ヒロシマの空をピカッとさせる》(2008年)をめぐる一連の騒動のこと。

エリイ:昨日、新宿で明け方まで飲んでいて、すごくいい言葉を聞いたの。「本気の人間には勝てないよ」って。「たしかに!」と思った。覚悟を決めて何かをやることほど面白いことはないと私は思うし、そうした人には勝てないと思うもん。

卯城:たださっきの話に戻すと、アートや音楽だと、まだ分かりやすく問題にコミットする人が出てくるじゃん?

エリイ:音楽だったらチャリティーライブみたいなかたちでね。

卯城:そう。でもそれが映画では起こりにくいというのは、予算やスポンサーといった話もあるからですか?

園:ドキュメンタリーはすごく低い予算で作れるし、個人的に撮ることができるから、福島の問題についても結構な数が作られていると思うんです。ただ、ドラマを作るとなると、最低限5000万円程度は集めなければ成り立たない。
今回の「希望の国」は、3月11日に福島で何が起きたかということをちゃんと描きたかったから、自衛隊も動かさなくちゃいけないし、避難所も何百世帯が寝泊まりしている場所として撮らなくちゃいけなかった。福島で起こったことを体験させることが目的の映画だから、避難所に数十人しかいなかったら伝えられないものがあるんです。リアルに体験させるには、やっぱりある程度の予算が必要だった。
でも、日本では思ったように予算が集まらず、結局はイギリスと台湾からも資金を出してもらって、合作というかたちになったんですけど。

卯城:日本では集まらなかった、というのはどうことです? って、訊いていいのかな(笑)

原発は日本の娯楽映画ではタブーだった
園:たとえば、目に見えない放射能のせいで目に見えた現実、という例をひとつだけ言えば、会社の方針が見えた、ということですね。これは一例だけど、ある会社にスポンサーを頼んだら「すみません、うちは自民党を応援しているので……」と断られた。

卯城:(笑)そんなに分かりやすい話なんですか!?

『冷たい熱帯魚』
園:そう。「冷たい熱帯魚」のような暴力や性のタブーなら問題ないけれど、原発になるとやはり支持政党とのつながりが関わってくると。そういったこともあって、原発というのは日本の娯楽映画の中では長らくタブーだったんですね。

卯城:だけどその意味では、アートよりも映画のほうが企業にとっての影響力がでかいのかな、と感じますけど。

エリイ:そうそう、私もそう思う。社会に組み込まれているという意味で、影響力が大きいよね。

卯城:たとえば今回、僕たちが渋谷のパルコで展示(※注6)するにあたって、運営側からは「政治的なことはあまり……」と言われていたんです。だけど、こと原発問題に関しては、もはや政治的な問題というよりも、もっと一般化してしまった問題というか、ふつうの話題だろうという雰囲気がありました。

6:渋谷パルコ・パート1内のパルコミュージアムで開催された「Chim↑Pom展」(2012年9月22日~10月14日)

園:パルコは自民党支持ではないんじゃない(笑)? よく知らないけどさ。

以下略・・・・・・・・・・・・・・・
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大晦日の青空
- 2012/12/31(Mon) -
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