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基底欠損についてのまとめ①
- 2007/05/13(Sun) -

基底欠損(basic fault)は、
1950年代後半、バリント(Balint,M.)によって
提唱された概念である。


当時主流であったフロイトの古典的精神分析技法では
対応しきれない難しい患者の治療に次々と失敗し
フロイトの古典的技法が通用する患者と
全く通用しない患者との間には
精神発達上、全く異なる二つの水準があり
後者は、より原初的なレベルにあると考えるようになった。


この考えは彼の師であるフェレンツィ(Ferenczi,S.)
が気付いたものであったが、
彼の死後、バリントがより考察を進め
前者をエディプス水準、後者を基底欠損水準とした。


古典的精神分析技法では
治療者の解釈を取り入れて徹底操作の過程を遂行できる
相当良質で強い自我を持っていることが大前提だが
基底欠損水準の患者はそれを持ち合わせておらず
原始的二人関係を持とうとするので
成人言語による伝達が通用しにくく
精神分析的解釈がその意図と異なる水準で受け止められ
解釈を体験したり、取り入れることも
全く不可能であることが特徴である。


バリントは、これらの患者の治療を通して、対象関係
すなわちエディプス期以前の母子関係の重要性を強調した。


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コメント
- Re: 名無しさま -
> 基底欠損=basic faultは「根本的な過ち」と訳すほうが正しいという説です↓
> http://kenokano.blogspot.jp/2011/01/blog-post_04.html

非常に興味深いです。
岡野憲一郎氏の諸説は、好みだわあ~(笑)
2013/01/16 04:57  | URL | イマーゴ #-[ 編集] |  ▲ top

-  -
基底欠損=basic faultは「根本的な過ち」と訳すほうが正しいという説です↓
http://kenokano.blogspot.jp/2011/01/blog-post_04.html
2013/01/13 19:58  | URL | 名無し #-[ 編集] |  ▲ top


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