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やっと、ここまで・・・
- 2012/05/01(Tue) -
今回の連休は、大掛かりな部屋の模様替えに費やされそうだ

「10月から大学に復学するとしたら、家に帰るつもり・・・」
娘がそう言ってから、ならばこの際、全室模様替えしようと決めた。

ここに越してきて9月でまる9年になる。
引っ越す際には相当量の不用品を処分したし、
毎年の大掃除でも、不要になったものはさっさと処分してきたつもりだった。
それでも、決心がつかず、その事実から目を背けるようにして、
この家にひっそりと眠らせている大量の書籍や仏壇、思い出の品々・・・
そう・・・かつて信仰に人生を捧げていた頃の、謂わば信仰の証ともいえる品々だ。

今回はそれらも思い切って処分することにした。

まず手始めは、入信当初、長期ローンを組んでまで購入した、
全くもって身分不相応なほど高額な、大きな黒檀の仏壇だ。

阪神淡路大震災の時は、仏間でひとりで寝ていた私が目覚めてすぐに揺れ始め、
そばに寝ている娘の身体に覆いかぶさった、その僅か0.1秒ほどの差で、
ドドーンと私の布団の真上に倒れこみ、私は間一髪で命拾いしたが、
仏壇はその時の衝撃で大きく破損していた。
それらに丁寧に丁寧に修理を重ね、さらに大切にして使い続けた、
まさに愛着の象徴のような存在の仏壇・・・

大人の男が2~3人がかりでなけれは、動かすことさえできない重量の仏壇を、
地震の揺れが治まるやいなや、私がたった一人で抱え起こしていたという、
いまや我が家の伝説の笑い話になっている、
「脅威の火事場の馬鹿力」エピソードを作った仏壇・・・

購入してまもなく、夫が家出をして半年以上も帰ってこなくなり、
もう二度と戻ってこないかもしれない夫を待つため、私はひとり6畳一間のアパートに越した。
あの時、周りの人は皆、
「今ならまだ新しいから高く売れる。売ってしまって小さな仏壇に買い替えなさい」
そう散々忠告してくれていた。
それなのに私は頑として誰の忠告にも耳をかさず、
ボロボロの6畳一間のアパートに巨大な仏壇ごと引っ越したのだった。
毎日15時間近く働いて、とうとう肋膜にかかり、
それでもローンを払い続けて守ってきた仏壇・・・

私は、人間が手を合わせて「祈る」という行為までもを否定するものではない。
それ故、本尊自体を処分する気は全くなかった。
そこで上置き型のコンパクトな仏壇を早々にネットで購入し、準備していた。

昨日、夫は仕事で家にいなかった。
夫の了承は得てあったので、力仕事は次男に頼むことにして、
私ひとりでいよいよ仏壇の処分にとりかかった。
仏壇の奥深くに仕舞い込んである、入信以来の数々の思い出の品をすべて取り出し、
ひとつひとつに目を通していく・・・
いつの間にか、私は声も出さず、静かに泣いている・・・
あぁ、そんなこともあった、こんなこともあった・・・
止めどなく涙は流れ続け、思い出は、凪いだ波のように心を洗っていく・・・

1時間以上もそうしていただろうか。
「○価○会がどうであれ、○蓮がどうであれ、まるで荒行に挑む修行僧のように、
 真摯に信仰に生きた自分を、私はこの人生最高の誇りにしていこう」
悔いも怒りもなんの気負いもなく、私は満ち足りた気持ちで心からそう思っていた

それは自分の人生との長い語らいの時間だった。
その時間が、温かな満ち足りたものであったことが、今も無性に嬉しい。
そして、そんな思いが、生きていくこれからの私を、しっかりと励ましてくれている・・・
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コメント
- Re: あみさん -
あみさん、 お久しぶりですv-290
お元気そうでなによりですv-344

> 今日のイマ-ゴさんの日記を読んだら、お話したいことがブワ~ッと出てきてしまいました。
> 東京で一人暮らしをはじめて17年。ちょうど阪神淡路大震災のあった年に上京しました。引っ越し魔の私は何回もアパートを変わり、引っ越しの度に不用品を捨ててきましたが、物を捨てるのは思い切りというか勇気がいりますね。大量の手紙などは心苦しくなります。

実はわたしは・・・家族に恐れられるほどの「捨て魔」なんです・・・
ポイポイ、ポイポイ捨てまくりです・・・
なんか全~然、未練がないんですよね・・・
つい昨日のものでも平気で捨てちゃう、そんな冷酷人間なんですよ(笑)

> イマ-ゴさんは、仏壇の処分…。
> 実は、私は熱心なS価信者の父親のもと成長しました。今は脱会しましたが、幼い頃から信仰を中心に回っていた生活で、貧乏なのに仏壇だけはデカイ!と近所から笑われていたようです。

そうでしたか・・・びっくりしましたv-405
ハハハハハ・・・うちと一緒やわv-402

> 毎年お祭りに参加させてもらえない、京都奈良の修学旅行の時は、どうせ神社仏閣を回るんだろ!行くな!どうしても行きたいなら、お前だけ入らず入口で待ってろ等と言う狂信的な父もS価も大嫌いでした。

時代が違うのでしょうかv-362
うちはクリスマスも神社仏閣もなんでもありでした。
「拝めへんだら、なにしてもかめへんv-364」そんな考えでしたから。
寂しかったでしょうね・・・
昔はホントに大変だったようですから・・・v-390

> ですが、父が仏壇の前で朝に夜に毎日かかさず祈りをささげていた姿を思い出すと、今は「すべては家族の幸せを願ってのことだった」と思えます。
> そう思えるまで、ずいぶんと、本当に長い年月がかかってしまいましたけど。

お父様も脱会されたそうで、自由を勝ち取られてホントによかった・・・v-398
あの完全なる洗脳から抜け出すことは、並大抵ではなかったことと思います。
私自身がそうでしたから・・・v-390
笑うしかないほど大袈裟なんですが、
永遠の地獄行き、死、すら覚悟してましたから(爆・爆・爆)
「祈る」という行為自体は、人間の最も人間らしい行為であると今も思っています。
世界で起きている多くの悲惨な事実を目にしたとき、
天災・人災でのたくさんの死を目撃したとき、
そして、大切な家族の無事を思うとき、
思わず手を合わし、祈らずにはいられなくなりますもの・・・
>
> 仏壇を前に、さまざまな、あんなこと、こんなこと…が思い出され、静かに涙を流すイマ-ゴさんを想像したら、私も昔の、あんなこと、こんなこと…が思い出されたのでした。

そう、溢れてくる思い出に、すぐに手が止まってしまうのですが、
自分で自分の尻を叩いて、しっかり働け働け、ですv-349
2012/05/03 08:07  | URL | イマーゴ #-[ 編集] |  ▲ top

-  -
お久しぶりでございます。

今日のイマ-ゴさんの日記を読んだら、お話したいことがブワ~ッと出てきてしまいました。

東京で一人暮らしをはじめて17年。ちょうど阪神淡路大震災のあった年に上京しました。引っ越し魔の私は何回もアパートを変わり、引っ越しの度に不用品を捨ててきましたが、物を捨てるのは思い切りというか勇気がいりますね。大量の手紙などは心苦しくなります。
イマ-ゴさんは、仏壇の処分…。
実は、私は熱心なS価信者の父親のもと成長しました。今は脱会しましたが、幼い頃から信仰を中心に回っていた生活で、貧乏なのに仏壇だけはデカイ!と近所から笑われていたようです。
毎年お祭りに参加させてもらえない、京都奈良の修学旅行の時は、どうせ神社仏閣を回るんだろ!行くな!どうしても行きたいなら、お前だけ入らず入口で待ってろ等と言う狂信的な父もS価も大嫌いでした。
ですが、父が仏壇の前で朝に夜に毎日かかさず祈りをささげていた姿を思い出すと、今は「すべては家族の幸せを願ってのことだった」と思えます。
そう思えるまで、ずいぶんと、本当に長い年月がかかってしまいましたけど。

仏壇を前に、さまざまな、あんなこと、こんなこと…が思い出され、静かに涙を流すイマ-ゴさんを想像したら、私も昔の、あんなこと、こんなこと…が思い出されたのでした。
2012/05/01 12:10  | URL | あみ #-[ 編集] |  ▲ top


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2012/05/03 09:33  まとめwoネタ速neo ▲ top

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