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母娘
- 2017/01/29(Sun) -
薄暗い個室で、ベットにぐったりと身を横たえ、
「寂しい・・・寂しい・・・」と力なくつぶやく母。
私の胸はズキンと痛む。

「今日は『寂しい、寂しい』って言われてちょっとしんどかった」
姉にそう報告すると
「母の認知症は進行してる」
そう捲し立てるように言うばかり。
日常生活の必要以外、まったく会話のない母と姉。
もう何十年もそんな暮らしをしてきたという。

施設の職員さんも私も、
ショートステイに会いに連れて行った夫も息子も、
ほとんど普通に会話はできるし、
杖をつけば一人で歩くこともできるし、
一時期に比べると、デイやショートステイに行くようになってから、
症状はぐっと落ち着き、まだまだ「まだらボケ」の段階で、
まあまあ普通に暮らせていると感じているのに。
まあ、姉を一番困らせている下の始末だけが
突出して失敗が多いのは確かだが。

私の心に、
デイケアの様に日中対応してくれるショートステイへ
なぜ変えてやらないのか、とのわだかまりがある。

詳しく教えられたのだが、母の年金は毎月16万円もあるらしい。
今現在は介護に月に5万円弱かかっているようだが、
ショートステイの施設を変えても
今のところより2万円弱金額が増えるだけで、
母の年金額なら十分対応できる。
母が長年一生懸命働いて貰える年金なんだから、
母が生きているうちに、
母が毎日機嫌よく楽しそうに暮らせるように
そのお金を使ってやって欲しいのに。

姉を刺激しないように常々気を付けて話すようにしているが、
つい、
「もうちょっとコミュニケーションとってみたら、
 そんなにひどいボケ方してないことが分かるんちゃう?」
そう言ってしまった・・・

私がそんなことを言ったからとて、
今更あの母娘関係が変わるわけがないことを、
重々承知していたはずなのに・・・

何度か誘ってみたが、
まだ姉は一度もショートステイの様子を見に行ったことがない。

なんとか姉を連れ出して、
母がどんな状況下に置かれているのかを
実際に見てもらうしかないのだろう。

でも、姉なら、
「ほとんどの老人がこの状態で辛抱しているんだから、母も当然これでいい!」
そう言うだけかもしれないな・・・

母を憎んで苦しみぬいて生きてきた私が
母の今の身の上に心を痛め、
母の庇護を受けてぬくぬく生きてきた姉が
冷淡な対応をするなんて、
やっぱり私が大バカ者で、
母の言うとおり、姉は利口者だということなのだろう・・・

ま、何とか来月は姉を連れて行けるように
考えてみようと思う。


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