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今、改めてアダルト・チルドレンを学ぶ①
- 2007/08/22(Wed) -

webちくま・臨床心理士・信田さよ子氏 
「虐待する親の姿ーアダルト・チルドレン」より抜粋


親子の役割逆転


1980年代半ばにアメリカで AC ということばが広がるきっかけになった
私は親のようにならない』C. ブラック著、斎藤学監訳。


ひとことでいえば、
親の機能を果たさない両親を子どもが支えるという役割逆転によって、
家族に適応していくという道である。


ブラックはそのパターンを
(1) 責任者、(2) 調整役、(3) 順応者と分類している。


母親の相談にのる、愚痴の聞き手になる、
父の介抱をし母との間を取り持って、
きりきり舞いをしながら弟妹のめんどうをみる、
学業に秀でることで一家の希望の星になる・・・


その子たちは親からはもちろん、先生や近所のひとからも、
しっかり者のいい子と評価されながら育つ。


経済的・物理的に支えるのではなく、
情緒的・心理的に子が親を支えるという点が強調されるべきだろう。


つまり親の期待をいち早く実現することによって、
子どもは親の情緒を安定させる。


親は子どもに依存しているのだが、その自覚はない。
それが当たり前だと思っているからだ。


子どもは自己の欲望より親の欲望を読み取ること、それを満たすことを優先する。
これは、自我意識が形成される以前に習慣化され、当たり前になっている。


思春期を過ぎて「生きづらさ」「対人関係の行き詰り」を感じたとしても、
親の欲望こそ満たされなければならないという命題は血肉化していて
意識に上ることすらない。
その問題点が浮上するのは成人後だ。


思い返せば、ずっと親の期待を満たすためだけに生きてきた。
 対人関係でも絶えず周囲の期待に添うことばかりを優先させてしまう。
 自分の欲望、意志を自覚することに大きな罪悪感がある


これらは AC のひとたちの
カウンセリングで繰り返される発言のほんの一部である。


親を支えるために身に着けたサバイバルスキルが、
皮肉にも成人後の不適応を生み出してしまうというパラドックスが、
そこにはみられる。


ただただ必死に生きてきたことは、
責められるどころかむしろ敢闘賞ものなのに。


では、それはいったい誰の責任に帰せられるべきなのだろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


現在は、娘になにがしかの問題点らしきものは感じていないが
大変な家庭で育たざるをえなかった娘の心情を、少しでも深く理解してゆくために
そして、被害者であり加害者でもある、自分自身を見つめるために。


もう一度、学び直してみたい。


 


 

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