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関係性の病理を考える「共依存②」
- 2006/07/10(Mon) -

「イネイブラー」


依存症者の依存心に依存して
この病気に巻き込まれながらも
病気に手を貸してしまっている私という存在???


この、信じられない汚名を背負わされた私・・


「私の生活が、どれほどの苦痛と忍耐に満ちたものであるか
誰も知らないから、そんなひどいことが言えるのだ!!」
理解されない悲しみと怒り・・


でも、真実はそれどころではなかったのです。


この「イネイブラー」の回復は、とてつもなく困難らしくて
単なる「アルコール依存症者の支え手」としてだけではなく
イネイブラー自体が深刻な病理を抱えている」と言うのです。


しかも、こうした深刻な状態にある人間が、
アルコール依存症に限らず
様々な嗜癖者の周りに共通して存在している
という
信じられない事実まで明らかになるのです。


嗜癖者と関係を持って生きている結果として
「自分の生が手におえなくなってしまった人」という
「関係性の病理」をあらわす言葉として成立したのが
この「共依存」という概念だったのです。


それまでは、あくまでも「嗜癖者」の問題が先にあって
その「反応的なもの」として考えられていたものが
実は「共依存」こそが「病理の本質」であり
アルコール依存症などの物質嗜癖は
根源的な「関係性の病理」を示す
二次的な現象に過ぎなかった・・


私?
私が?
私が悪かったと言うの?
なぜ?
なぜ?
なぜ?
こんなに耐えて
こんなに努力して
こんなに・・
こんなに命がけで生きてきたというのに・・


自分のすべてが
瞬時に崩れ落ちていくような衝撃でした。

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コメント
- ありがとうございます -
イマーゴさん、ご丁寧な返信(?)ありがとうございます。

EMDR学会のHPのご紹介まで頂き感謝です。
このHPで紹介されている認定治療者にあたってみたいと思います。

ところで、イマーゴさんが精神科に拒否感をお持ちだったことは、このブログで読んでいました(読んでいたのに、不躾な質問をしてしまいすいません)。

ちなみに、私の弟は、精神科医に「統合失調症」と診断されており、服薬治療をずっと続けています。ですが、未だに完治していません。

近くでずっと弟を見続けていた家族の一人としての私見ですが、精神科医による投薬治療は、はっきり言って対症療法でしかないと思います。
なぜなら、原因は明らかに「家族関係」にあるのに、そこには全くといっていいほど焦点を当てず、治療対象は、あくまで弟だけだからです。
本来、治療すべきは、「家族関係」、もっと言えば、家族(特に親自身)の生き方のゆがみ、価値観のゆがみの方なのです。
そこに、人間を一つの宇宙とみず、人は人と関わって生きるという意識も持たず、人間を臓器単位でしかみない西洋医学の限界をみた感じがします。

だとすると、家族などの人間関係で心を病んだ人の行き先は、一体どこになるのでしょうか?

私の弟に関する限り、という前提ではありますが、私の答えは以下の通りです。

精神科には必要以上の期待をすることはやめて、今、私は、引きこもり支援のNPOに父親と一緒に通っています。
このNPOでは、親の生き方、価値観をあるべき姿に変えていく心理教育的アプローチがされています。
親自身の親との関係を振り返らせ、気づきを得て、親自身の子との関係のあり方に変化を及ぼす方法です。

まだ、数回の面談を終えたところですが、少し光が見えてきたような気がします。

イマーゴさんご自身のテーマとは少しずれて恐縮ですが、この場をお借りして、これだけは言わせてください。

引きこもり問題で悩む当事者・家族は今非常に多いと思いますが、当事者の一家族として、当事者ではなく親自身を支援・教育の対象とするNPOに通われることを強くお勧めします。

イマーゴさん、このブログの記事は、自分自身を振り返るのにとても役立ちました。
これからも、無理のない範囲で結構ですので、長く続けていって頂ければ嬉しいです。また遊びに来ます。

最後になりましたが、

「これから幸せになりましょう!」v-252





2009/06/04 22:21  | URL | みすず #-[ 編集] |  ▲ top

- みすずさん -
みすずさん、おはようございます~v-290

> イマーゴさん、お忙しい中、返信ありがとうございました。

お礼なんて、とんでもありませんv-364
私のほうこそ、共感を寄せていただいて、心慰められています・・・

> ただ、私よりずっと繊細な弟は、親から求められる愛情欲求に必死に応え続け自分というものを見失 い、真実に傷ついて、引きこもり状態から今も脱することができません。
> 家庭内においてそのように執拗に繰り返された複合型トラウマに、「EMDR(=眼球運動による脱感  作と再処理)」という心理療法が有効と聞いたことがあるのですが、イマーゴさんはご存知でしょう  か? (実践されたことはおありでしょうか?)

弟さんは、今も大変な状況なのですね・・・・v-409
私も回復の過程は長い長い時間を要しました。
そして今も精神科・心療内科に通院しています。

確かに、、「EMDR(=眼球運動による脱感作と再処理)」という心理療法が、
有効と聞いたことはあるのですが、私は長い間、精神科を恐れていて、
つい昨年からやっと医者にかかるようになったばかりで、
知識として知っているだけで経験はありません。

お役に立てなくてごめんなさいねv-390

ただ、日本EMDR学会http://www.emdr.jp/というところに詳しい情報が書かれています。
是非、中途半端な医者にかかって逆効果になるような不幸に遇われないためにも、
まずは、専門の機関にご相談されることをお勧めします。

少しでも弟さんが良い方向に進んでいかれることを、心から願っていますv-353
2009/06/01 05:32  | URL | イマーゴ #-[ 編集] |  ▲ top

- ありがとうございます! -
イマーゴさん、お忙しい中、返信ありがとうございました。

そして、私の育った家庭のある意味悲惨な状況に、共感を寄せて下さってありがとうございます。

イマーゴさんこそ、大変な境遇を生き抜いてこられて、そのことに感服しております(ブログの心理関係の頁は大方読ませて頂きました)。

私の育った家庭は、確かに共依存者・イネイブラーばかりでしたが、不幸中の幸いで、真実のものではなかったにせよ、一応生けていけるだけの親からの愛情は、子に流れていました(だから、私はここに今生きています)。

ただ、私よりずっと繊細な弟は、親から求められる愛情欲求に必死に応え続け自分というものを見失い、真実に傷ついて、引きこもり状態から今も脱することができません。

家庭内においてそのように執拗に繰り返された複合型トラウマに、「EMDR(=眼球運動による脱感作と再処理)」という心理療法が有効と聞いたことがあるのですが、イマーゴさんはご存知でしょうか?(実践されたことはおありでしょうか?)

もしご存知であれば、その有効性について教えていただけないでしょうか?(もし「永続的に」有効なのであれば)弟に受けさせたいのです)



2009/05/31 16:37  | URL | みすず #-[ 編集] |  ▲ top

- みすずさん -
みすずさん、 初めましてv-410

「共依存」に関する記事を読んで下さったとのこと。
ありがとうございました。

> なぜなら、私の家族は、全員、共依存者またはイネイブラーだったからです。

みすずさんのご家庭の事情を読ませていただき、本当に心が痛み、
涙が溢れてしかたありませんでした・・・・

> 今、思えば、弟の怒声を浴びた瞬間に、何かが変わったような気がします。
> その瞬間に、弟の存在が、
> 「(私が)支えるべき人」から
> 「(私が)見守るべき人」に
> 変化したような気がするのです。
>
> 我が家(私は既婚なので、あくまで実家ですが)もまた、
> 今、底を打ち、大きな転換期にあるようです
> (何がどう変化していくのか、怖いな・・・)。

きっと何かが変わっていくのですよv-363
恐れるお気持ちはとてもよく分かります・・・・
うちだって、今もすべてが解決しているわけではありませんが、
家の中にただ一人でも、気付いた人が居れば、
少しずつ少しずつ、いい方向へと進んで行けるんだと、
今も私はそう信じ、問題が起きた時も精一杯、冷静に取り組むように心がけています。

これからも決して絶望せずに、一緒に前を向いて進んで行きましょうねv-346

来て下さって本当にありがとうございました。
2009/05/28 15:50  | URL | イマーゴ #-[ 編集] |  ▲ top

- 共依存家族 -
初めまして。「共依存」に関する記述、とても興味深く拝読しました。

なぜなら、私の家族は、全員、共依存者またはイネイブラーだったからです。

父は、かつて転職(現役時代の転職回数:15回!!)にとりつかれ、
今は母に代わって引きこもりの弟の世話にとりつかれ、
母は、かつてこの父のイネイブラーであり
引きこもりの弟の世話にとりつかれていて、
弟は、かつて(今も?)母と父の関係修復にとりつかれ、
そして、私も、かつては母娘密着状態で父のイネイブラーであり、
今は引きこもりの弟の世話にとりつかれていたのです。

これ以前に、共依存関連の本も読んでいました。
ですが、その時点では、母や父を共依存者やイネイブラーと
みなしただけに過ぎませんでした。
まさか、この自分までもがそうだとは!

こちらの記述を読みながら、我が家に当てはめていくうちに、
その事実が見えてきたのです(ありがとうございました)。

先日、些細な言葉の行き違いから、弟に路上で
「帰れーーー!!!」と怒声を浴びせられました。
その後、母が心臓の病で緊急手術・入院し、
私は、引きこもり関連のNPOに父と通い出しました。

今、思えば、弟の怒声を浴びた瞬間に、何かが変わったような気がします。
その瞬間に、弟の存在が、
「(私が)支えるべき人」から
「(私が)見守るべき人」に
変化したような気がするのです。

我が家(私は既婚なので、あくまで実家ですが)もまた、
今、底を打ち、大きな転換期にあるようです
(何がどう変化していくのか、怖いな・・・)。

みすず


2009/05/26 14:13  | URL | みすず #-[ 編集] |  ▲ top


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