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関係性の病理を考える「共依存④」
- 2006/07/12(Wed) -

「嗜癖-addiction」とは
強迫観念にとらわれて行うある種の強迫行為のことであり
特に「主体の快体験」のともなうものを指す。


「共依存-co-dependency」
他者あるいは他者の抱える問題への嗜癖
あるいはその問題と関係性への嗜癖である。


「共依存者」
愛や結婚によって嗜癖者との関係に取り込まれ
少なくともアルコール依存症の親や祖父母を持ち
感情障害的な家族の下で成長している。


「共依存者」は
生きる上での安心感を維持するために
自分が求めているものを明確にしてくれる相手を
1人ないし複数必要としている人間である。


「共依存者」は
相手の要求に一身を捧げていかなければ
みずからに自信を持つことが出来ない。


「共依存者」は
自分を価値の低いものと感じ
自分が他者にとって
なくてはならない者であろうと努力する。


「共依存者」は
他者からの好意を得ようとして
自己犠牲的な献身を強迫的に行う。


「共依存者」は
常に他者を第一に考え
みずからは犠牲になることを選択する。


「共依存者」は
他者の行為を自分に影響させる人であり
その他者の行為をコントロールすることに
取りつかれた人である。


「共依存者」は
奉仕心が強く
他者のために自分の身体的・感情的・精神的欲求を
抑える傾向が強い。


「共依存者」は
他者の世話をやくことによって
その他者が自分に依存するように導く。


「共依存者」は
強い向上心を持った完全主義者で
自分は物事を完璧にやれないからいい人間ではない。
方法さえ見出せば完璧にやり遂げられるはずだと信じている。


「共依存者」は
自分と他人の境界が曖昧で
他人の感情の起伏の原因が自分にあると思ってしまう。


「共依存者」は
他者に対して不誠実・支配的で、自己中心的である。


「共依存者」は
策略的な手段を用いる傾向があり
自分の気持ちを直視せず平気で嘘をつく。


そして
「共依存的関係性」
同じような類の
衝動的強迫性に活動が支配されている相手と
心理的に強く結びついている間柄なのである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


こうして
激しい痛みと強烈な怒りをともないながらも
えぐり出すようにして
浮かび上がらせてきた共依存者の姿は
滅私的に他者尊重を行う、自己犠牲的な献身と
他者を支配しようとする、自己中心的な他者操作という
全く矛盾した二つの世界を
何物かに取り付かれたようにして強迫的に生きる
幽鬼そのもののような人間の姿でした・・

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