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関係性の病理を考える「共依存⑦」
- 2006/07/16(Sun) -

まるで私が「自分の本当の姿」に気付くのを
今か今かと待ち構えていたかのように
我が家は一気に転落の坂を転がりはじめました。


夫は、仕事の失敗が度重なり
借金とアルコール依存にますます拍車がかかっていきました。
家での暴言・暴力・奇行も、際限なくエスカレートしていき
いつ事件や事故が起こってもおかしくない程の状態でした。


でも、私はもう、以前の私ではありませんでした。
もう、私にはなにも為す術はなく
泣くことも喚くことも怒ることも怯えることも
何もかもを忘れてしまったかのように
子どもを守り、自分を守るためだけにひたすら働き続けました。
多分もう、何も感じる余裕すらなかったのでしょう。


母から得られなかった愛を求めて
地獄の底を這い回るような生活にまで落ちてしまって・・

死の淵で喘いでいる私を救い出してくれた人でした。
私にとって、母以上に大切な人でした。
私にとって、この世で出会った初めての肉親でした。
私を抱きとめてくれたただ1人の人でした。


今度こそ「愛」を得ようとして
今度こそ失敗は許されないと思って
命がけでしがみついて、しがみついて、しがみついて・・
そして、夫は壊れてしまいました。


荒れ狂う夫を見つめながら
「この人はもうこのまま死んでも仕方ないのかもしれない」
「もしそうなったとしたら・・
それはもう、どうすることも出来ない運命なんだ」
夫と出会って初めて、私はそう思いました。


そして
「でも私は生きよう。きっと生き延びよう。
生き延びてこの子を育てていこう」
そう深く深く決心したのです。


「どん底」が、本当の意味での「どん底」が
私の夫に対する自己破壊的献身が終わった時に
やっと私たちの前にも訪れてくれたのです。

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