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関係性の病理を考える「共依存⑧」
- 2006/07/17(Mon) -

夫は、車の中で寝泊りしているのか
何日も家に帰らず、ドロドロに汚れては戻ってきて
夜中にお風呂に入り、私が作っておいた食事を取って
一晩布団で休むと、また何処かへ行ってしまう・・
そんな状態が何ヶ月も続きました。


私には,ただ見守ることしか出来ませんでした。
夫の「事故死」や「自殺」さえ覚悟しなければなりませんでした。


それでも
「私は生きていくんだ」という
静かな深い決心は、揺らぐことはありませんでした。


「底を付いた」のです。
苦しみにも絶望にも、「底が在った」のです。


そんな状態が8ヶ月ほど続いたある日
ガリガリに痩せ、白髪だらけの髪をボサボサに伸ばし
殆どの歯が抜け落ちて、虚ろな目を泳がせた
幽霊のようになってしまった夫が戻ってきました。


そして、とうとう告白したのです。


「サラ金20数社に、返しきれない莫大な借金をしてしまった」と。


時を同じくして、離別から10数年ぶりに再会し
数年前から夫と共に商売をしたいといって
400万以上の借金を抱えたまま
家にやってきた前妻の次男も
夫との諍いからやけを起こして競馬に興じ
夫と同様にサラ金10数社に
返しきれない額の借金をしていることが分かりました。


私は2人に自己破産を進め、自分は働いて必死に貯めたお金で
なんとか暮らしを立てていけるよう、引越しの段取りを進めました。


子どもには
「今、家がちょっと大変なのは分かっていると思うけど
お母さんはどんなことがあっても
お前を守っていくから、安心して大丈夫なんだよ」


「いろんな我慢をして貰わなくちゃいけないかもしれないけど
1つだけ、どうしてもお前が叶えて欲しい願いがあったら
それだけはどんなことがあっても絶対守るから
こっそりお母さんに教えてくれる?」
と話し合いました。


子どもは思い切ったように
「転校だけはしたくない」と答えました。


「そうか!分かったよ!絶対転校だけはしないでおこうね!」


こうして、教育委員会や学校に何度も掛け合って
転校せずに済む「新たな家探し」が始まったのです。

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